非営利組織のためのサバティカル助成は、リーダーが一定期間、通常業務から離れることを通じて、リーダー自身の回復と、組織の持続性向上を支える助成プログラムです。
本助成では、サバティカル休暇を単なる長期休暇ではなく、リーダーが安心して離れられる体制を整え、スタッフや理事会が新たな役割を担い、組織がより持続的に動いていくための機会として位置づけています
動画で観る「サバティカル助成」
この助成の背景や考え方を、短い動画で紹介しています。初めてサバティカル休暇について知る方や、応募を検討している方は、まずこちらをご覧ください。
漫画で読む「サバティカル助成」
サバティカル助成の概要を、漫画でも紹介しています。
※サバティカル休暇の必要性についての漫画は、「なぜ非営利組織にサバティカル休暇が必要なのか」の記事からダウンロードできます。
主 催 : 宗教法人真如苑
事務局 : 特定非営利活動法人NPOサポートセンター
募集要項
助成の概要
1団体あたり20万円を助成します
本助成では、サバティカル休暇の導入・実施と、それに伴う組織体制の整備に対して、1団体あたり20万円を助成します。
助成金は、休暇費用のすべてを賄うものではありません。リーダーが安心して離れ、組織がその期間を学びと成長の機会にできるよう、各団体の実践を後押しするためのものです。
採択予定団体数
今期は、2団体の採択を予定しています。
少数の団体とともに実践を丁寧に重ね、そこから得られた学びを、今後のNPOセクターに共有していくことを大切にしています。
対象期間
2027年1月から2027年6月末まで
助成対象期間は、2027年1月から6月末までの6か月を想定しています。団体内での準備や、サバティカル休暇後の運営の見直しにあたり、団体の実情に応じて助成対象期間を数か月延長できます。
この期間内に、2か月以上のサバティカル休暇を実施してください。サバティカル休暇の前後には、組織内での準備や、復帰後の振り返りを行うことを想定しています。
サバティカル期間について
サバティカル期間中は、対象リーダーが通常業務から離れることを基本とします。メール、電話、チャット、会議、意思決定、対外対応、資金調達などから距離を置き、心身の回復や内省の時間を持つことを大切にします。
対象となるリーダー
非営利組織の主要な責任を担うリーダーが対象です
対象となるのは、非営利組織の代表、事務局長、CEO等、組織運営上の主要な責任を担う有給専従のリーダーです。
雇用契約の対象者、または役員として組織運営に深く関わっている方を想定しています。あわせて、非営利組織における代表的な立場を通算7年以上担っていることを条件とします。
学びを共有する意思
本助成では、サバティカル休暇の経験や、そこから得られた学びを、可能な範囲で社会に共有することを大切にしています。団体や個人の事情に配慮しながら、他団体にも参考になる知見として共有していく意思があることを重視します。
対象となる団体
リーダーが離れられる体制をつくる団体が対象です
対象となるのは、社会的課題の解決や公益的活動に取り組む非営利法人です。対象リーダーを含め、有給専従者が3名以上いることを条件とします。
また、サバティカル期間中に、既存スタッフによる暫定体制を組めることが必要です。リーダーが離れている間、暫定責任者または暫定チームが組織運営を担うことを想定しています。
理事会等の承認が必要です
申請にあたっては、理事会またはそれに準ずる意思決定機関が、本助成への申請と、採択された場合のサバティカル休暇の実施方針を承認していることが必要です。
サバティカルは、リーダー本人だけで進めるものではありません。スタッフ、理事会、関係者を含めた組織全体の理解と合意のもとで進めることを大切にしています。
対象となる取り組み
リーダーの休暇だけでなく、組織づくりを応援します
本助成では、非営利組織のリーダーが一定期間、通常業務から離れるサバティカル休暇の導入・実施を対象とします。
ただし、単にリーダーが休暇を取得することだけを支援するものではありません。リーダーが安心して離れられる体制を整え、その間にスタッフや理事会が新たな役割を担い、組織がより持続的に動いていくための取り組みを支援します。
想定される取り組み
たとえば、リーダー不在時の暫定責任者や暫定チームの設置、権限委譲や意思決定プロセスの整理、業務の引き継ぎ、標準化、手順書の整備などが対象になります。
また、サバティカル期間中の連絡ルールの設定、理事会の支援体制づくり、スタッフの学びやウェルビーイング向上、復帰後の振り返り、サバティカル休暇制度や運用ルールの整備も含まれます。
助成金の使い道
団体の状況に応じて柔軟に活用できます
助成金は、サバティカル休暇の実施と、それに伴う組織体制の整備に必要な費用として活用できます。
本助成では、各団体の状況や判断を尊重し、使途を細かく限定しません。団体ごとの文脈に応じて、リーダーが安心して離れ、組織がその期間を学びと成長の機会にできるよう、必要な費用に柔軟に活用してください。
想定される使途
リーダーの休暇中の給与・手当の補填、暫定責任者や暫定チームへの手当・謝金、業務引き継ぎや体制整備に必要な費用などに活用できます。
また、スタッフの学びやウェルビーイング向上、復帰後の振り返りや組織開発、サバティカル制度や運用ルールの整備に関する費用にも活用できます。
サバティカル期間中に大切にしたいこと
通常業務から離れることを大切にします
サバティカル期間中、対象リーダーは、通常業務から離れることを基本とします。
これは、リーダーを孤立させるためではありません。リーダーが離れることで、組織が自分たちで判断し、動く経験をするための大切な条件です。
緊急時の連絡ルールを決めておく
対象リーダーに連絡できるのは、真に緊急の場合に限ります。たとえば、法務、安全、重大事故など、事前に定めた条件に該当する場合を想定します。
「念のため」「確認だけ」「少し相談」は、緊急連絡には含めません。サバティカルを有効に機能させるためには、連絡できる条件を事前に明確にしておくことが重要です。
選考で重視すること
実施の現実性と、組織に残る変化を重視します
選考では、サバティカル休暇を通じて、リーダー自身と組織がどのように変化したいのかを確認します。
特に、リーダーが通常業務から離れる計画の現実性、暫定体制と権限委譲の具体性、理事会等の関与、サバティカル終了後も組織に変化が残る見込みを重視します。
学びの共有可能性も大切にします
本助成では、実践から得られた知見や工夫を、他団体にも参考になる形で共有していくことを大切にしています。そのため、社会的意義や共有可能性、学びを開いていく意思も選考の観点となります。
選考の流れ
書類確認と対話の機会があります
選考は、提出いただいた申請書類の確認と、オンラインでの対話の機会を通じて行います。
書類確認では、応募資格、サバティカル計画、暫定体制、理事会の関与、組織に残したい変化などを確認します。書類確認を通過した団体を対象に、オンラインでの対話の機会を設けます。
対話を通じて理解します
本助成では、申請内容を一方的に評価するのではなく、各団体の置かれた状況や、サバティカル休暇を通じて実現したい組織の変化を理解することを大切にします。
対話では、団体の状況、リーダーが離れることへの不安や期待、サバティカル休暇を通じて育てたい組織の力についてお伺いします。
スケジュール(2026年度後期の予定)
募集期間
2026年10月26日(月)〜11月30日(月)
書類確認後、書類審査を通過した団体は、2026年12月18日(金)の午後に対話の機会を設け、2026年12月末に採択団体を決定する予定です。助成金の提供は2027年1月を予定しています。
オンライン事前相談会
本相談会は、募集要項や解説動画をご覧いただいた上でご参加いただき、応募にあたっての疑問や不明点についてお気軽にご質問いただく場です。事務局より制度のポイントを補足しながら、参加者の皆さまからの質問にお答えします。(合同で説明会形式、Zoomを使用)
開催日程
・2026年11月9日(月)12:00-13:00(申込期限:11月7日)
・2026年11月17日(火)11:00-12:00(申込期限:11月15日)
※お申し込み期限は、各相談会の2日前となっております。お早めにお申し込みください。
応募方法
申請フォーマットはGoogleフォームで取り寄せとなります。
Microsoft Word形式でダウンロードしてご利用ください。
取り寄せフォーム(Google フォーム)
(1)申請書(3ページ)
(2)基本情報シート(1ページ)
所定のフォームからご応募ください
応募にあたっては、所定の申請書類を作成のうえ、2026年11月30日までに応募フォームから提出してください。申請書は、完成された計画を求めるものではありません。現時点で決まっていないことがある場合は、その旨をご記載ください。申請後の対話を通じて、実施可能な形を一緒に確認していきます。
Googleアカウントをお持ちでない場合
Googleアカウントをお持ちでない場合は、以下の応募者情報の入力フォームへの回答(A)と応募書類のメール送付(B)を組み合わせてお申し込みいただけます。詳細は、募集要項をご確認ください。
A. 応募者情報の入力
以下のフォームにご回答ください。
> 2026年度後期サバティカル助成応募フォーム(アカウントなし)
B. 応募書類のメール送付
応募書類(1)(2)をメールでお送りください。
> 送付先:sabbatical@npo-sc.org
件名:【非営利組織のためのサバティカル助成応募】組織名
※A・Bの両方が完了した時点で応募受付となります。
問い合わせ先
「非営利組織のためのサバティカル助成」事務局
プログラム統括 : 井川 定一
運営担当 : 森田 真由子
MAIL : sabbatical@npo-sc.org