取組紹介

エリア 広島県

【活動紹介】もりメイト倶楽部Hiroshima

主体
テーマ
方法

『わくわく もりの学校』 参加レポート

広島市に事務局がある「もりメイト倶楽部Hiroshima」様は、「もりづくり、私にできることから・・」を合言葉に 森林づくり・里山づくり・まちづくり・環境づくりを、 技術を磨き、学び、楽しみながら活動している、 現在会員数約200名の森林ボランティア団体です。

様々な森林保全活動をされている中で、次世代を担う小学生の子ども達を対象に、森づくり活動体験を通じて、豊かな心と森を育てていきましょう!と毎年実施されているイベントで、今年で実施9年目。
今年は告知早々に定員に達してしまったという大人気プログラム、子ども森林ボランティア『もりメイトキッズ』のイベントに参加させていただきました♪♪

普段の生活の中では、なかなか体験することのできない森林保全活動を、子ども達とどの様に楽しみながら実施されているのか、またメッセージを伝えているのか、報告させていただきます。

【9:50~ オリエンテーション】

今年のテーマ「森の達人 木こりになろう!」をベースに、山本副理事長より活動内容について、活動するにあたり注意すること、森がなぜ大切なのか?等のお話と、活動中は「自分の命は自分で守る」ことについて『3つの約束』として説明がありました。
『TOTO水環境基金』の授与式が行われ、見勢井理事長に目録が手渡されました。
学生サポーターによるアイスブレイクでは、学年ごとに3チームに分かれジャンケンゲームで盛り上がり、気持ちがほぐれたところで、学年別に5グループに分かれて森林整備の準備へと進みました。

【10:40~ 森林整備】

現場へ到着すると、木をきる事について説明をうけ、各グループごとに担当エリアへ移動し、カラーテープが巻いてある木を、子ども達が順番に実際にノコを引いて伐採。
今回が2~3回目の参加だという子もいて、中には初めて参加の子に解説指導してくれる頼もしい子も!倒れる瞬間「バキバキバキッ」という音と共に歓声が上がり、次の木を切り倒すためにみんな必死にノコを引いていました。

その頃…大人のグループは、昼食会場の設営や、山菜の説明を聞きながら、昼食の食材となる山菜採りをしたり、昼食作りを手伝ったりと、いろいろ楽しみながら過ごされていました。

【12:00~ 昼食】

手作りのカマで炊いたタケノコご飯・かき玉汁・山菜の天ぷら・コシアブラの和え物・山菜のサラダ・などなど。森や地元で採れた材料を使った豪華な昼食で、おかわりに並ぶ子ども達が多くみられました。

【13:10~ 森林整備となめこの菌打ち】

現場に戻り、午後からは残った木の伐採と主に玉切り。片付けが終わった大人チームも合流し賑やかになったところで、準備してあった木にドリルで穴をあけで「なめこの菌打ち」を体験。


【14:45~ まとめ】

最初の場所に戻り、ヘルメットとノコを所定の場所に戻して、アンケートと今日のふり返り。
「大学生サポーターと一緒に活動出来て楽しかった」「山菜のテンプラがおいしかった」などの感想がありました。山本副理事長より、森の恵みを感じる活動や生物多様性について説明があり、最後に「自然にありがとう」の拍手で閉会となりました。

子ども達へのインタビューでは、
「木をきって作品を作るのが楽しい。」
「昨年は竹をきったけど、木よりもきりやすかった。竹の中には水が含まれていて、その竹でご飯を炊いて食べたのが、竹の香りがしてとても美味しかった。」
「毎年、カレーライスが食べれる回が楽しみ」
「鋸の使い方は、もうマスターしたよ」
「毎年内容が違うので、毎回ワクワクする。」
などなど、リピーターの子ども達から聞かれました。

くり返し五感をフルに活かした森林体験することで、子ども達の中で楽しみながら確実に環境に対する興味関心が根付きつつあることが感じられました。

ご協力くださいました全てのスタッフの皆様、参加者の皆様、ありがとうございました。

もりメイト俱楽部HP http://www.morimate-ch.com/

この記事の発信者

西村浩美(にしむら ひろみ)

コーディネーター

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