国際連合工業開発機関(UNIDO)による二国間クレジット制度(JCM)に基づくアフリカJCMパートナー国を対象とした脱炭素プロジェクト提案の公募について(8/29締切・全国)
2025 . 06 . 02
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開催日・期間
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開催時間
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申込期限
- 2025年8月29日(金)ウィーン現地時間
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実施主体
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2025年5月30日より、UNIDOによる2025年のJCMプロジェクト提案の公募が開始されましたので、お知らせします。
詳細については、下記のUNIDOホームページをご参照ください。
https://www.unido.org/get-involved-procurement/procurement-opportunities
目的及び概要
UNIDO内における審査及びアフリカのJCMパートナー国と日本国との合同委員会における関係手続きを経て採択されたJCMプロジェクト提案に対し、優れた脱炭素技術を活用した温室効果ガス排出削減プロジェクト(再エネ・省エネ導入及び福岡方式を活用した廃棄物処分場からのメタン排出削減)の実施に係る追加コストの負担軽減のため、UNIDOからグラントを提供します。
採択された事業においては、温室効果ガス排出削減プロジェクトの実施及び一定期間における温室効果ガス排出量削減の測定・報告・検証(MRV)等を含む合同委員会におけるJCMクレジット発行に向けた各取組を実施していただきます。
公募対象プロジェクト実施国
ケニア共和国、エチオピア連邦民主共和国、チュニジア共和国、セネガル共和国、タンザニア連合共和国(2025年5月30日時点)
公募提案対象者
公募対象プロジェクト
対象プロジェクト |
再生可能エネルギー設備、省エネルギー設備等の導入支援 | 廃棄物処分場への福岡方式(準好気性埋立構造)の導入によるメタン排出削減支援 |
グラント額(一件当たり上限) | USD 1,500,000 | USD 500,000 |
グラントによる対象経費補助率 | 最大75% | 最大75% |
完工及び設備稼働開始時期 |
2027年内:完工 2028年~:設備稼働 |
2027年内:完工 2028年内:廃棄物埋立完了 |
GHG削減量モニタリング期間 | 最低5年 | 最低10年 |
費用対効果(モニタリング期間を踏まえたCO2削減量当たりグラント額) | USD30 / tCO-2(原則) | USD60 / tCO-2(原則) |
※採択された事業においては、温室効果ガス排出削減プロジェクトの実施及び一定期間における温室効果ガス排出量削減の測定・報告・検証(MRV)等を含む合同委員会におけるJCMクレジット発行に向けた各取組を実施していただきます。
※詳細はUNIDOホームページから関連資料にてご確認ください。
その他
・評価に当たっては、事前にプロジェクト実施国側合同委員会メンバーに説明を行い、当該メンバーからの前向きな反応を得ていることが重視されます。
・JCMプロジェクトの早期形成支援を主な目的としていることから、公募するプロジェクト提案で使用されるJCM方法論については、JCM公式ホームページにおいて既に公表されている類似のJCM方法論(案やプロジェクト実施予定国以外の国で承認されているものを含む。)を活用することを前提としており、新規のJCM方法論が必要となるプロジェクト提案は対象外です。
・グラントの対象として含まれる経費はプロジェクトの完工までであり、その後のJCMプロセスに対応するための費用等については対象外です。
公募実施期間
公募詳細
“Procurement opportunities” の “Current opportunities” に掲載されている “Call for Proposals to identify and select Japanese companies that will implement UNIDO-JCM” を御参照ください(関係情報の閲覧のためには企業情報の事前登録が必要となります)。
・なお、登録、応募資料及び照会等は全て英語での対応・作成が必要です。
https://www.unido.org/get-involved-procurement/procurement-opportunities
問合せ
・それ以外のUNIDO関係者又は環境省等への照会はUNIDOにおける公募ルール上、受け付けておりません。
・このほか、UNIDO-JCMへの応募手続、事例等については2025年5月30日に環境インフラ海外展開プラットフォーム(JPRSI)で開催された公開セミナー情報(6月初旬に関係情報を掲載予定)も参考にしてください。
JPRSIのセミナーページのURL:
https://jprsi.go.jp/ja/static/activity-archive/2025/r7_seminar1_report