
重要生態系監視地域モニタリング推進事業(モニタリングサイト1000)では、5年に一度、生態系ごとに、調査開始時からの全データを分析した「とりまとめ報告書」を作成しています。
今般、第4期とりまとめとして、20年間の調査で明らかになった日本の自然の変化、モニタリングサイト1000の特徴や必要性、調査成果の活用事例を取り上げた「モニタリングサイト1000第4期とりまとめ報告書概要版パンフレット」を作成しました。
本パンフレットでは、各生態系の「とりまとめ報告書」の内容について分かりやすく、また身近に感じていただけるよう、イラストや写真を豊富に掲載するとともに、企業や一般市民の方など調査に参加してくださった皆様の声を紹介しています。
環境省としては、本パンフレットを活用しながら、こうした基礎的な調査を継続的に行う体制を強化していくとともに、行政や企業等による保全の取組を促進していきます。
今般、第4期とりまとめとして、20年間の調査で明らかになった日本の自然の変化、モニタリングサイト1000の特徴や必要性、調査成果の活用事例を取り上げた「モニタリングサイト1000第4期とりまとめ報告書概要版パンフレット」を作成しました。
本パンフレットでは、各生態系の「とりまとめ報告書」の内容について分かりやすく、また身近に感じていただけるよう、イラストや写真を豊富に掲載するとともに、企業や一般市民の方など調査に参加してくださった皆様の声を紹介しています。
環境省としては、本パンフレットを活用しながら、こうした基礎的な調査を継続的に行う体制を強化していくとともに、行政や企業等による保全の取組を促進していきます。
モニタリングサイト1000の概要
・我が国を代表する様々な生態系(高山帯、森林・草原、里地、陸水域、沿岸域、砂浜、サンゴ礁、小島嶼)の変化状況を把握(モニタリング)し、生物多様性保全施策への活用に資することを目的とした調査です。
・全国約1,000か所の調査地(モニタリングサイト)において、平成15年度から長期継続的に実施しています。
・研究者をはじめ、NPO団体や市民調査員など、様々な主体の方達に調査の協力をいただき成り立っています。
・モニタリングサイト1000の調査結果は、国、地方自治体、企業による生物多様性保全の取組等に活用されています。
モニタリングサイト1000 第4期とりまとめ報告書概要版パンフレット(資料1)について
生態系をモニタリングすることの重要性について理解を深め、生物多様性保全のための行政による施策のほか、企業や市民による保全活動への活用を促していくことを目的として、専門知識を有さない方にも理解いただけるよう作成したものです。
第4期とりまとめでは、身近に見られる生き物の減少傾向、気候変動の影響、外来種対策の効果など、日本の自然の変化が確認されています。特にスズメ、ノウサギ、イチモンジセセリ、シギ・チドリ類、カモメ類などの身近で普段は注目されづらい生き物が減少傾向にあることが明らかになり、長期的なモニタリング調査によって気づくことができた生態系の異変を分かりやすく伝えるため、「身近な生きものがいなくなる 1,000か所20年の膨大なデータが訴える日本の自然の今」というタイトルを付けています。
内容は以下のとおりです。
第4期とりまとめでは、身近に見られる生き物の減少傾向、気候変動の影響、外来種対策の効果など、日本の自然の変化が確認されています。特にスズメ、ノウサギ、イチモンジセセリ、シギ・チドリ類、カモメ類などの身近で普段は注目されづらい生き物が減少傾向にあることが明らかになり、長期的なモニタリング調査によって気づくことができた生態系の異変を分かりやすく伝えるため、「身近な生きものがいなくなる 1,000か所20年の膨大なデータが訴える日本の自然の今」というタイトルを付けています。
内容は以下のとおりです。
<日本の生態系とモニタリングサイト1000>
日本を代表する高山、森林・草原、里地、陸水域、沿岸域、砂浜、サンゴ礁、小島嶼の生態系タイプごとに、モニタリングサイト1000の調査で分かったことを見開きのイラストで掲載しています。
<わかってきた生態系の異変>
20年間の調査により、身近に見られる生き物の減少傾向、気候変動の影響、ニホンジカによる生態系への影響、外来種の拡大傾向などの日本の自然の変化・異変が明らかになりました。
<見えてきた生態系の回復>
調査では、危機に陥っていた生き物の回復も捉えられています。沖縄県やんばるの森のヤンバルクイナ、福岡県小屋島(こやじま)のヒメクロウミツバメ、埼玉県天覧山・多峯主山(とうのすやま)周辺のヤマアカガエルなどは、地区ごとの外来種対策による効果が見られています。
<保全への活用事例>
調査参加者の声を紹介するとともに、調査結果の活用事例について、国、地方自治体、企業等による保全の取組を掲載しています。
日本を代表する高山、森林・草原、里地、陸水域、沿岸域、砂浜、サンゴ礁、小島嶼の生態系タイプごとに、モニタリングサイト1000の調査で分かったことを見開きのイラストで掲載しています。
<わかってきた生態系の異変>
20年間の調査により、身近に見られる生き物の減少傾向、気候変動の影響、ニホンジカによる生態系への影響、外来種の拡大傾向などの日本の自然の変化・異変が明らかになりました。
<見えてきた生態系の回復>
調査では、危機に陥っていた生き物の回復も捉えられています。沖縄県やんばるの森のヤンバルクイナ、福岡県小屋島(こやじま)のヒメクロウミツバメ、埼玉県天覧山・多峯主山(とうのすやま)周辺のヤマアカガエルなどは、地区ごとの外来種対策による効果が見られています。
<保全への活用事例>
調査参加者の声を紹介するとともに、調査結果の活用事例について、国、地方自治体、企業等による保全の取組を掲載しています。
各生態系の「とりまとめ報告書」全文について
・令和6年度に、高山帯、森林・草原、里地、ガンカモ類、シギ・チドリ類、沿岸域、サンゴ礁の7つの調査ごとに「とりまとめ報告書」を作成し、令和7年4月16日までに公表しました。
・令和7年度には、陸水域、小島嶼の調査について、「とりまとめ報告書」を作成し、令和8年4月までに公表する予定です。
・令和7年度には、陸水域、小島嶼の調査について、「とりまとめ報告書」を作成し、令和8年4月までに公表する予定です。
連絡先
環境省自然環境局自然環境計画課 生物多様性センター
直通:0555-72-6033