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環境省
「令和7年度良好な環境を活用した観光モデル事業」を実施する10団体を公募で決定しましたので、お知らせします。

「令和7年度良好な環境を活用した観光モデル事業」について

事業の概要

 環境省では、これまで「名水百選」、「平成の名水百選」、「残したい“日本の音風景百選”」などにより、豊かな水辺、星空、音の風景等、地域特有の五感で感じる自然や文化(「良好な環境」)の保全活動の推進を図ってきました。近年では、「令和の里海づくり」モデル事業や良好な環境創出活動推進モデル事業を実施し、地域の「良好な環境」の創出を支援しています。
 また、生物多様性の保全については、30by30目標の達成に向け、令和5年度からOECMに関して「自然共生サイト」として認定する新しい取組が始まっています。
 一方で、これらの保全活動の継続が資金不足や担い手不足等により困難となる等、各種認定・支援を受けた「良好な環境」を継続的に維持管理していくことが課題となっている地域もみられます。
 こうした課題への対応策の一つとして、地域で保全を行ってきた「良好な環境」を地域の観光推進に有効に活用することで、得られた資本(ヒト・モノ・資金など)の保全活動への還元により「良好な環境」の更なる創出や継続的な維持管理に繋げ、保全と利用の好循環を達成していくことが挙げられます。豊かな水辺、星空、音の風景等、地域特有の自然や文化については、日本独自のものとして、インバウンドにおいて重要性が高く、地方観光の核として観光地域づくりに活用することが可能です。
 また、国民のニーズが多様化する中、地域特有の「良好な環境」を活用した観光の推進により、持続可能・リジェネラティブな観光地域づくりを達成し、ウェルビーイングや地域の魅力度の向上、地域活性化を実現することへの期待が高まっています。
 こうした状況を踏まえ、環境省では、豊かな水辺、星空、音の風景等、地域特有の自然や文化の保全が行われてきた地域において、インバウンド誘客に資する自然資本の磨き上げとその利活用に取り組み、「良好な環境」を活用したインバウンド観光の推進を図ることを目的としたモデル事業を実施いたします。

選定結果について

 令和7年1月20日から同年3月7日まで、本事業を実施する団体の公募を行い、審査の結果、以下の10団体を選定しました。
  ・ 一般財団法人史春森林財団 
  ・ 特定非営利活動法人おおつちのあそび
  ・ 阪南市
  ・ 一般社団法人豊岡観光イノベーション
  ・ 一般社団法人 北房観光協会
  ・ 株式会社のどか荘暮らしの設計室・hinel
  ・ 株式会社 山都竹琉
  ・ 山川町漁業協同組合
  ・ 一般社団法人E’more秋名
  ・ 一般社団法人大宜味村観光協会
 各団体の事業概要については、添付資料1をご参照ください。

参考

・令和7年度良好な環境の創出・活用を推進するモデル事業等の実施団体の募集について(令和7年1月20日付け報道発表)
 https://www.env.go.jp/press/press_04252.html 

連絡先

環境省 水・大気環境局 環境管理課 環境創造室
直通:03-5521-8298
環境省 自然環境局 自然環境計画課
直通:03-5521-8274

この記事に関するお問合せ・申込

お問い合わせ先
環境省 水・大気環境局 環境管理課 環境創造室
電話番号
03-5521-8298
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