環境省では、「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を「自然共生サイト」に認定する仕組みを令和5年度から開始しています。
この度、3回目の環境大臣認定を69か所について行うことを決定いたしましたのでお知らせします。
令和6年10月21日(月)付けで認定証を発行することとし、同日以降、地方環境事務所等のブロックごとに認定証を授与する予定です。
なお、個別地区の概要は環境省サイトより御覧ください(令和6年10月21日(月)頃に順次公表予定です)。
https://policies.env.go.jp/nature/biodiversity/30by30alliance/kyousei/nintei/index.html
中国地方では、以下7か所が新たに認定となりました!
【鳥取県】
ロイヤルシティ大山リゾート 大成池周辺区域
申請:大和ハウス工業 株式会社(鳥取県西伯郡伯耆町)
【岡山県】
蒜山高原鳩ヶ原草原及び周辺湿原
申請:蒜山自然再生協議会(岡山県真庭市)
【広島県】
三菱食品 広島FLDC緑地
申請:三菱食品株式会社(広島県広島市)
三菱重工業 三原製作所「和田沖の森」
申請:三菱重工業株式会社 三原製作所(広島県三原市)
三橋谷ビオトープ
申請:ヒョウモンモドキ保全地域協議会(広島県三原市)
広島大学東広島キャンパス 発見の小径 水辺ゾーン
申請:国立大学法人 広島大学(広島県東広島市)
ひろしま自然学校
申請:特定非営利活動法人ひろしま自然学校(広島県山県郡北広島町)
■ 背景
2022年12月の生物多様性条約第15回締約国会議(CBD-COP15)において、2030年までの新たな世界目標である「昆明・モントリオール生物多様性枠組」が採択されました。この世界目標を踏まえ、我が国では世界に先駆けて2023年3月に「生物多様性国家戦略」を改定し、2030年ミッションとして、生物多様性の損失を止め、反転させる「ネイチャーポジティブ」の実現を掲げています。この実現に向けて、2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする目標(30by30目標)を位置付けています。
■ 自然共生サイトとは
ネイチャーポジティブの実現に向けた取組の一つとして、環境省では、企業の森や里地里山、都市の緑地など「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を「自然共生サイト」として認定する取組を令和5年度から開始しました。
■ 令和6年度前期「自然共生サイト」認定結果について
今年4月から申請受付を行い、有識者審査を経た結果、この度、3回目の環境大臣認定を69か所(32都道府県)について行うことを決定しました。今回認定が決定した69か所の合計面積は約5千haです。
なお、認定した「自然共生サイト」については、今後、保護地域との重複を除いた区域を、OECM(Other Effective area-based Conservation Measures:保護地域以外で生物多様性保全に資する区域)として国際データベースに登録することを予定しています。
なお、認定した「自然共生サイト」については、今後、保護地域との重複を除いた区域を、OECM(Other Effective area-based Conservation Measures:保護地域以外で生物多様性保全に資する区域)として国際データベースに登録することを予定しています。
連絡先
環境省自然環境局自然環境計画課
代表03-3581-3351
直通03-5521-8343