令和4年12月16日(金)に広島県世羅町の家きん農場において、高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認された旨の報告がありました。本事例は、今シーズン広島県内では初(国内では36例目)の、家きんにおける高病原性鳥インフルエンザ確認事例となります。この報告を受け、発生農場の周辺10km圏内を野鳥監視重点区域に指定し、野鳥の監視を強化します。
(※疑似患畜とは、家畜伝染病予防法において、鳥インフルエンザ等の家畜の伝染病にかかっているおそれがある家畜のことで、確定した場合、殺処分などの防疫措置を講じることとなります。)
詳細情報
家きん:国内36目
場所:広島県 世羅町
検体情報:採卵鶏
簡易検査陽性結果判明日:12/15
PCR検査による疑似患畜確定日:12/16
野鳥監視重点区域指定日:12/16
留意事項
(1)鳥インフルエンザウイルスは、感染した鳥との濃密な接触等があった場合を除いて、人には感染しないと考えられています。日常生活においては、鳥の排泄物等に触れた後には手洗いとうがいをしていただければ、過度に心配する必要はありませんので、周辺地域のみならず国民の皆様におかれては、冷静な行動をお願いします。
(2)同じ場所でたくさんの野鳥などが死亡している場合には、お近くの都道府県や市町村役場に御連絡ください。
(参考)野鳥との接し方について
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/2017yachotonosessikata.pdf
【取材について】
現場での取材は、ウイルスの拡散や感染を防ぐ観点から、厳に慎むようお願いします。
【公表について】
令和4年10月から高病原性鳥インフルエンザ発生時の公表方法を変更しました。具体的には、各都道府県内でのシーズン初確認の場合のほか、国内希少野生動植物種での発生等、緊急性が高い場合には報道発表を行い、その他の案件等は環境省ホームページに発生状況を随時掲載することとします
【参考情報】
環境省は、ホームページで高病原性鳥インフルエンザに関する様々な情報を提供しています。
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/index.html
「野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る対応技術マニュアル」
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/manual/pref_0809.html
連絡先
- 代表 03-3581-3351
- 直通 03-5521-8285