島耕作氏を招きぐぐるプロジェクト開催! ~行動経済学の視点を踏まえた戦略的広報の実現に向けて~
2022 . 07 . 04
- 開催日・期間
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- 開催時間
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- 申込期限
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- 実施主体
- 環境省
- # 環境教育
(1)環境省は、放射線の健康影響に係る差別・偏見をなくすことを目的に、昨年7月に「ぐぐるプロジェクト」を立ち上げました。福島第一原発事故の被災地における放射線の健康影響について、4割の人が「次世代以降に健康影響がある可能性が高い」と思っているという現状を改善すべく、2年目も展開していきます。
(2)本日、令和4年6月30日(木)に今年度のぐぐるプロジェクトキックオフミーティングを開催しました。キックオフミーティングには島耕作氏を招き、ぐぐるプロジェクトの取組を落語家の桂三四郎氏が説明しました。また、「メッセージの伝え方・伝わり方」をテーマに公開講座を開催し、大竹文雄特任教授が基調講演を行いました。キックオフミーティングの様子は、同年7月11日(月)に環境省 YouTube 上で動画を公開します。
(3)環境省では、ぐぐるプロジェクトの一環として今年度から学校だけでなく企業にも御協力いただき、ラジエーションカレッジを展開していきます。なお、ラジエーションカレッジ※におけるセミナー参加募集は、令和4年7月1日(金)から受付を開始します。
※ ラジエーションカレッジとは、放射線の健康影響に係る情報を読み解く力と風評に惑わされない判断力を身につけ、人を傷つけることのない人材を育成する場です。
■ 概要
環境省は令和4年6月30日(木)イイノホール(東京都千代田区)で令和4年度のぐぐるプロジェクトキックオフミーティングを開催しました。
キックオフミーティングの第1部では、島耕作氏に落語家の桂三四郎氏がぐぐるプロジェクトの取組を説明し、第2部では、大竹文雄特任教授による基調講演「同じ意味でも伝え方で意思決定は変わる」の後、パネリストによるディスカッションが展開されました。
放射線の健康影響に関する情報をアップデートし、差別偏見をなくすことを目的に昨年発足した同プロジェクト。今年度のぐぐるプロジェクトは、より一層SDGsの一翼を担いつつ、ラジエーションカレッジを展開していきます。
■ 詳細
(1)島耕作公開レクチャーおよび公開講座
第1部では、桂三四郎氏が島耕作氏に対し、福島第一原発事故による被ばくで「次世代以降に健康影響がある可能性が高い」と思っている人の割合が4割であること、次世代に放射線の健康影響があるという認識が差別偏見につながらないようにぐぐるプロジェクトの取組があることを説明しました。
第2部では「メッセージの伝え方・伝わり方」をテーマとした公開講座を開催しました。大阪大学感染症総合教育研究拠点副拠点長の大竹文雄特任教授が基調講演を行い、メッセージを発するに当たって、同じ意味でも発し方や受け手によって、感じ方が変わることについて解説がありました。その後、広島大学の神谷研二副学長、長崎大学の高村昇教授、福島県立医科大学の坪倉正治主任教授、大阪大学の平井啓准教授によるディスカッションが行われ、震災当時の経験を交えながら、メッセージの持つ効果に関連するエピソードを披露しました。これまでの経験も踏まえつつ、行動経済学の視点も交え、それぞれの立場からの意見を述べました。
なお、ぐぐるプロジェクトキックオフミーティングの様子は、令和4年7月11日(月)に環境省 YouTube 上で動画を公開します。
(2)環境省の今後の事業展開
キックオフミーティング第2部のようす
環境省では、大竹文雄特任教授の基調講演で御示唆いただいた行動経済学の視点を踏まえつつ、戦略的な広報をしていきます。
戦略的な広報を進めるに当たっては、パブリックリレーションズを意識しながら、福島県内においては、出産・育児や帰還など将来の健康に関する不安を感じている人々の不安を解消する取組を進めます。同様に、福島県外においては、メッセージを届ける相手を明確にし、ラジエーションカレッジ等の取組を通した関係構築を重視しつつ、発信するタイミングを逃さず、放射線の健康影響に係る差別偏見をなくす取組を進めます。
今年度は、ぐぐるプロジェクトを全国的に周知していくため、ラジエーションカレッジを、学校だけでなく企業にも御協力いただきながら展開していきます。なお、ラジエーションカレッジのセミナー参加募集は令和4年7月1日(金)から受付を開始します。応募要領も含めた部門の詳細については、同年8月頃に発表します。
関連ページ
【環境省ホームページ ラジエーションカレッジ】
https://www.env.go.jp/chemi/rhm/college.html
【ぐぐるプロジェクト公式ホームページ】
https://www.env.go.jp/chemi/rhm/portal/communicate/
連絡先
環境省 大臣官房環境保健部 放射線健康管理担当参事官室
代表 03-3581-3351