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「今後の里海づくりのあり方に関する提言」の公表について

2025 . 03 . 28

開催日・期間 開催日・期間
開催時間 開催時間
申込期限 申込期限
実施主体 実施主体
環境省
 環境省では有識者等による「今後の里海づくりのあり方検討会」を設置し、当省が推進すべき里海づくりについて、議論を進めてきました。今般、本検討会において「今後の里海づくりのあり方に関する提言」が取りまとめられましたので、お知らせします。

概要

 環境省では、平成21、22年度の里海創生事業、令和4年度から行われている「令和の里海づくり」モデル事業等の成果や課題等を踏まえ、当省が推進すべき里海づくりを議論するため、有識者等による「今後の里海づくりのあり方検討会」を設置し、準備会合も含めて令和6年9月より計4回開催してきました。
 本提言では、閉鎖性海域において、開発、汚染、生物多様性の危機、さらには気候変動による海域環境の変化に直面している等の状況を踏まえ、科学的知見に基づく藻場・干潟等の海域環境の保全等と地域資源の適切な利活用の取組を加速し、それが海域環境の良好な状態の維持につながるという好循環を形成する「里海づくり」を推進すべきとしています。
 その推進に当たっては、
 1)良好な海域環境の保全・再生・創出
 2)里海における地域資源の適切な利活用と好循環の形成
 3)地域の歴史、伝統、文化等や自主性を重んじた多様な主体の参加と連携
の3つの観点を踏まえた里海づくりが全国各地で進展するよう取り組むべきとし、各項目の詳細について、提言1~3にそれぞれ取りまとめています。また、提言の実現に向けた具体的な取組として、モデル構築による地域の取組支援だけでなく、最新の科学的知見の提供や情報共有の場づくりなど、多角的に支援する必要があると取りまとめています。詳細については提言の概要や本文を御参照ください。

今後の環境省の対応

 本提言等を踏まえ、モデル構築による地域の取組支援だけでなく、関係者に対する最新の科学的知見や情報共有の場の提供など、戦略的な「里海づくり」の推進に向けて取り組んでいく予定です。
 さらに、関係省庁・関係団体との連携強化にも取り組んでまいります。

参考

・里海ネット
https://www.env.go.jp/water/heisa/satoumi/index.html
・「令和の里海づくり」モデル事業(令和4年度~)
https://www.env.go.jp/water/heisa/satoumi/story/index.html
・令和6年度「令和の里海づくり」モデル事業の実施団体の決定について(令和6年4月15日付け報道発表)
https://www.env.go.jp/press/press_03081.html
・令和7年度良好な環境の創出・活用を推進するモデル事業等の実施団体の募集について(令和7年1月20日付け報道発表)
https://www.env.go.jp/press/press_04252.html
・里海づくりの手引書(平成23年3月)
https://www.env.go.jp/water/heisa/satoumi/common/satoumi_manual_all.pdf
・今後の里海づくりのあり方検討会
https://www.env.go.jp/water/heisa/satoumi_arikata.html

連絡先

環境省 水・大気環境局 海洋環境課 海域環境管理室
直通:03-5521-8317

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電話番号
03-5521-8317
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