高木基金 第21期(2022年度)国内向け助成募集(5/13締切・全国)
2022 . 04 . 28
- 開催日・期間
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- 開催時間
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- 申込期限
- 2022年5月13日(金)まで 午後9時
- 実施主体
- 団体 公益法人 NPO等
「高木基金の目的は、現代科学がもたらす問題や脅威に対して、専門的考察に裏付けられた批判を行える「市民科学者」を育成・支援することです。
未来を切り拓く科学は、政府や産業界の出資と管理のもとで進められる科学者の職業的営みからではなく、真の公共性、公益性を体現した市民の自発的活動の中からこそ生まれてくるはずだという期待を込めて、高木基金では、NPO・NGO や市民グループで活動しながら「市民科学者」をめざす人を積極的に応援したいと考えます。
【対象事業】
「市民科学」の考え方に基づくものであれば、調査研究のテーマは限定しません。
<市民科学とは>
市民科学の課題は、高木仁三郎によれば、「未来への希望に基づいて科学を方向づけ、持続可能な未来を築くための構想を提示し、人々の心に希望の種を播き、組織し、変革への流れを生むこと」です。「市民科学」は、市民社会が実際に直面する不安や問題から出発し、その成果も市民の評価に委ねられます。
「市民科学者」という表現には、学術研究を職業とする者だけが科学者なのではなく、市民が科学知識と批判力を自分たちのものにする必要があるという考えが込められています。「市民科学」は、市民の立場に立ちつつ、市民の知を、専門性を持って市民の側から組織していくことをめざします。科学の暴走をくい止め得るのは、まさにそうした「カウンター・エキスパート」としての市民に他ならないでしょう。
地球市民としての自覚のもと、科学的知識と考察に裏付けられた構想力と想像力を備え、独立した批判を行える人が、「市民科学者」です。
【助成の対象とならないもの】
次のような申請は助成対象としない場合がありますのでご注意下さい。
・公的な助成金や、企業などから十分な支援が得られると思われる内容・水準のもの
・相当の規模や実績を持ち、独自の資金調達で活動ができると思われる団体からのもの
・外部の研究者への委託研究を主体とするもの
・キャンペーン活動、映像等による記録、情報発信等を主とした活動 (過去には、助成の対象としていましたが、今回は、具体的な調査研究活動を優先します)
【対象者】
NPO法人 個人 任意団体・地域住民組織など その他の非営利法人
・グループ・団体での応募の場合、法人格等の制限はありません。任意団体や一般の市民グループも助成の対象となります。
・大学や研究機関などに所属し、科学研究費などの獲得が可能な方からの応募も受け付けますが、選考に際しては、そのような研究費等の獲得が難しい課題の応募を優先します。
・2021 年度までは、「若手研究支援枠」を別に設定していましたが、今回の募集では、若手研究者の助成応募も一括して受け付けます。
◆若手研究支援
厳密には定めませんが、20代から30代前半の個人を想定しています。学歴や研究者としての資格等の条件はありません。
◆調査研究(一般)
高木基金にはじめて応募する、あるいは高木基金から過去に1回、助成を受けた実績のある個人・グループ
◆調査研究(継続)
高木基金から2回以上の助成を受けた実績のある個人・グループ
・グループ・団体での応募の場合、法人格等の制限はありません。一般の市民グループも助成の対象となります。
・調査研究(一般/継続)枠については、大学や研究機関などに所属し、科学研究費などの獲得が可能な方からの応募も受付ますが、選考に際しては、そのような研究費等の獲得が難しい立場の方からの応募を優先します。
【募集期間】
2022年5月13日(金)まで 午後9時
【応募方法】
高木基金のウェブサイトの専用フォームから応募登録を行うとともに、助成申込書のファイルをダウンロードし、必要事項を入力の上、メールの添付ファイルで送信してください。
正式の応募前に、希望に応じて事務局が「事前相談」を受け付けます。高木基金に初めて応募をする方は、事前相談を利用することを強くお勧めします。
事前相談を希望の方は、助成申込書の下書きを作成したうえで、 5 月 6 日までに、事務局にメールで申し込んでください。募集期間終了間際の事前相談には対応ができない場合があります。
【問い合わせ先】
認定NPO法人 高木仁三郎市民科学基金
E-mail: info@takagifund.org
※お問い合わせ、事前相談は、Eーmailで受け付けています。