『漂着物からアート作品づくり』参加レポート
「NPO法人自然環境ネットSAREN」に事務局があり団体名称としてのSAREN(砂漣)は、砂が海底に作る波形の模様のことで、美しい自然の海を受け継ぎ、守るという理念から平成22年11月に組織化された団体です。役員9名、会員42名が設立当時の陣容です。
今回は、そのSAREN様 が主催し、東京海上日動火災保険株式会社が主宰する※グリーンギフトプロジェクトの、第2回『漂着物からアート作品づくり』に参加させていだだきました。
【プログラム】
・日時 2015年5月24日(日) 9:30-15:30
・海浜清掃の場所 廿日市市宮島町包ケ浦
・創作の場所 廿日市市宮島町包ケ浦ケビン
・参加者 51名 スタッフ9名 計60名
・参加費 無料
前日の雨の予想に反して、当日は開始後時を経るにつれて、太陽が初夏を思わせるように輝き始め、暑い砂浜での清掃活動となりました。
浜辺は遠目に一見綺麗でしたが、写真のようにカキ養殖に使用する塩ビパイプが無数に打ち上げられ、また色とりどりの直径3センチ程度の円形塩ビが散らばっていました。
それと砂浜の最上部に近いところには、粉々に砕けた発砲スチロールが、砂に混ざって存在しており、回収もままならない状況でした。衝撃的です。
【10:20~オリエンテーション】
集合場所からマクロバス(20人乗り)でピストン輸送。第1便は包ケ浦にて、一時間近く散策しなから待機でした。
SAREN脇山理事長より、一日のタイムスケジュール、清掃箇所、ゴミ収集とアート作品用資材の分別等について説明され、班単位での活動となること、続いて各班リーダーの紹介がなされました。
【10:30~海ゴミ清掃開始】
少し移動して、清掃場所に到着。1時間の清掃がスタートしました。鹿も手伝い?
【11:40~回収作業終了、記念撮影】
いくらでも回収できそうで、少々残念という複雑な気持ちで、清掃を終了。
砂浜に散らばる塩ビパイプや廃プラスチック、木材等約50Kgを回収し、参加者の記念撮影実施。
【11:50~ケビンへ移動(徒歩、マイクロバス】
一時間の昼食タイム
【13:00~アート作品つくり】
5班に分かれて、昼休みの間拾った材料の海の塩、汚れなど洗って乾かしておいた、材料を切ったり、くっつけたりして、お父さん、お母さんたちと一緒になって子供たちが思い思いの芸術品(アート)を創作しました。一時間半、賑やかで楽しそうな子供たちの声がケビンに響きました。
【14:30~アート作品の発表】
1班より順に5班まで、創作アートすべてを紹介。漂着物が芸術作品に変わりました。
【15:00~アンケートに記入、帰路へ】
創作アートを前に記念写真、この後、各自作品を養生シートに包み、マイクロバスで数回、ピストン輸送されてイベント終了です。怪我もなく、楽しい「想い出」と環境への気持ちを育んだはずの一日でした。
※グリーンギフト(GG)プロジェクトとは
東京海上日動火災保険株式会社が保険契約の際に紙媒体の「ご契約のしおり(約款)」等をホームページで閲覧する方法提案し、紙資源の使用量削減を実現し、削減額の一部を環境保全活動を実施しているNPO法人等へ寄付する活動です。
この記事の発信者
岩見暢浩(いわみ まさひろ)
コーディネーター・EPO統括