取組紹介

エリア 広島県

【主催事業報告】竹をネタに地域のことをブレストするオンライン座談会

主体
テーマ
方法

竹をネタに地域のことをブレストするオンライン座談会

【日  時】令和3年1月27日(水)13:40~15:40
【場  所】環境省中国環境パートナーシップオフィス(EPOちゅうごく)多目的スペース/オンライン会議システム
【参  加  者】8名
【主  催】環境省中国環境パートナーシップオフィス(EPOちゅうごく)
【内  容】

《話題提供者》 

    • 竹の駅あきたかた 谷川裕之 

《コーディネーター》 

    • 特定非営利活動法人ひろしま人と樹の会 事務局長 櫻井充弘

【次第】

13:40-  開会、オリエンテーション
13:50-  参加者自己紹介
14:20-  話題提供

「竹の駅あきたかたの取り組みの紹介」
竹の駅あきたかた 谷川裕之

15:00-  質問、意見交換
15:30-  まとめ
15:40   閉会 

<企画の目標>

地域循環共生圏の萌芽となる取り組み、情報・意見交換会を実施し、主体間の連携やネットワーク形成、支援の担い手の育成を図ります。特に、下記の視点を意識します。
・地域資源である竹について、竹の関係者ではなく、少し離れた距離に居る人の多様な視点で意見を交わし、地域での竹の活用可能性についての視野を広げ、地域について思うことを話し合う。
・意見交換を通じて、地域循環共生圏の土台作りのきっかけとなるような、プレイヤー同士の顔見知りの関係性を築く。

<企画の内容>

13:30-  開会、オリエンテーション
   岡本泰志/ EPOちゅうごく 

  • 最初に、開催趣旨、主催団体の紹介や、プログラムの流れについての説明がありました。

13:45-  参加者自己紹介

  • 参加者同士の理解を図るため、この会のメインテーマである竹や安芸高田市との関係をまとめた、参加者の簡単なプロフィールスライドを見ながら、一人ひとり自己紹介を行いました。

14:00-  話題提供
   谷川 裕之氏/竹の駅あきたかた

  • 広島県安芸高田市で活動する任意団体・竹の駅あきたかたの事務局の谷川氏より、竹をテーマにした現在の取り組みやこれからの活動の構想について参加者全員で話を聞きました。
    内容としては、放棄竹林の現状に始まり、整備の方法、竹炭や食材への加工・販売等の活用や地域での経済的循環の可能性などに触れ、竹の多面的価値について学んびました。

15:00-  質問、意見交換

谷川氏からの話題提供を受け、谷川氏への竹に関する質問や参加者同士での竹の活用に関するアイデアなどを出し合い、意見交換を行い、下記のような意見が出ました。

  • 放棄竹林という地域で困っていたものが、活用の入口になっているのがおもしろい。
  • 竹で器はつくれることについて。使い終わったら燃やし、灰資源として活用できる。しかし、紙に比べて重く、使いづらい面もある。また、油抜きが重要となる。濡れると虫がわきやすく、扱いが難しい。材竹も切った後はすぐに処理する必要がある。処理すると長持ちする。
  • 竹は食としても活用できる。うちのお店では、穂先の塩漬けを竹菜にして食べている。
  • 竹のことや街のことを知ってもらうためにPRが重要。竹炭を使って描いた絵(かけじく)を飾って、安芸高田をPRしてはどうか。
  • 放置竹林に手を入れ、枝を払って、分類することから始めたい。分類することで、様々なものへ展開できることがわかった。
  • 子どもがもっと竹や自然に関われる機会をつくりたいと考えているが、竹材を使ったワークショップや講座は開催しているが、2020年はコロナの影響で開催件数は0件。
  • 竹の整備の部分ではなく、竹の活用の部分に関わりたい。竹の駅あきたかたの取り組みは、整備だけで終わらず積極的に商品化し、お金を生み出す点でしっかりしていると感じている。

15:30-  まとめ

 櫻井 充弘氏/特定非営利活動法人ひろしま人と樹の会 事務局長

  • 安全な竹林整備のための準備や危機管理の知識の重要性や、持続可能性のために稼ぐことの必要性について指摘がありました。竹を切るだけなら採算性が無く、常に財務的な問題がついて回るため、行政を巻き込み、マスコミの力を上手に利用することで活動の持続性を高めることが重要になるとコメントし、会を締めくくられました。

15:40   閉会

この記事の発信者

EPOちゅうごく 編集部(へんしゅうぶ)

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