サステナガールズトークセッション
【日 時】平成25年10月19日(土)13:30~15:00
【場 所】岡山駅西口リットシティビル2階 ひかりの広場(岡山県岡山市北区)
【参 加 者】約30名
【登 壇 者】山田美緒氏(サイクリスト、コグウェイ四国実行委員会 委員長)
・ 藤田アニコー氏(循環型社会創造研究所えこら 代表)
・ 新里カオリ氏(株式会社立花テキスタイル研究所 所長)
・ 岡野英美氏(pieni..ecole+cafe 小さな学校とカフェ主催者)
・ <司 会>
・ 小西美紀(岡山市ESD世界会議推進局)
【主 催】岡山市
【共 催】EPOちゅうごく、四国EPO、きんき環境館
【内 容】13:30〜 オープニング
・ 13:40〜 セッション1「各ゲストの活動紹介」
・ 14:30〜 セッション2「私にとってのサステナビリティ」
・ 14:45〜 セッション3「関連会議の紹介・告知」
・ 14:50〜 セッション4「これからの夢」
・ 15:00〜 クロージング
<企画の背景・目的>
2014年秋に開催される「持続可能な開発のための教育(ESD)に関するユネスコ世界会議」に向けて、開催地の一つである岡山市が実施するPRイベントに協力しました。
様々な分野で活躍する女性ゲストのサステナブルなライフスタイルを通して、広く一般の人々にESDを身近に感じてもらい、持続可能な社会づくりへの理解と参画の輪を広げることを目指します。
<内 容>
セッション1 「各ゲストの活動紹介」
ゲストの皆さんがどのような活動を行っているのか、活動の中で一番感動したときの写真と共に紹介していただきました。
サイクリストの山田氏は、自ら世界20か国を自転車で旅した経験を基に、四国を自転車で一周するイベントを主催、国内外からの参加者を得て世界中の人と言葉を越えて自転車でつながる活動を展開しています。
ハンガリー出身の藤田氏は空手を通じて日本文化に魅かれ来日、環境活動の盛んな琵琶湖畔で低農薬の農業を営みながら資源ごみや天ぷら油の廃油などを使って環境意識を高める活動をされています。
染色をやっていた新里氏は、移り住んだ広島県・尾道で地元の廃材(間伐材や造船の鉄くずなど)を染料として開発したり、船の帆の生地(帆布)を活かしたコミュニティビジネスを展開されています。
兵庫県・出石で「カフェっぽい学校(本人談)」を営む岡野氏は、大人のカルチャースクールとして3ヶ月で30種類ほどの教室を開催しています。集い・語らいの場であるカフェを通して、学びの場、まちづくりの場へと活動を広げられています。
セッション2 「私にとってのサステナビリティ」
次に、ゲストの皆さんにとって「サステナビリティ」とは何かをお聞きしました。今後に残したい大切なキーワードと共に答えていただきました。
山田氏は「楽しく繋がる」。自転車に限らず人と人とが繋がること、それには楽しむことが一番大切とのこと。
藤田氏は「和心」。人と自然に向き合う日本人の心とのこと。華道や武士道の「道」のように、結果ではなくプロセスを大切にする心を世界に広めていってほしいとのメッセージも。
新里氏は「楽しく次の世代にわたせるシステムづくり」。無理なく毎日続けられ、それを次世代につなげることが大切だとのこと。
岡野氏は「公民館みたいな場所」。自らができることとして、居場所と出会いを求めて来る人に安心してほっとする場所を作り、提供することだと答えられました。
また、会場の皆さんにも聞いてみたところ、「人情」、「自然」、「昔からあったものを将来に残す」、「平和」、「ごはん」(!)…なるほど。
セッション3「関連会議の紹介・告知」
「国連ESDの10年」と来年開催が予定されている世界会合、それに関連する岡山市の取組について紹介されました。会場からは「ESDという単語だけは知っている」との声。市内各所に設置されたESDのバナーやポスター、PRイベントの効果は出てきているようですが、もっともっと浸透させていく努力が必要そうです。
セッション4「これからの夢」
最後のセッションでは、ゲストの方それぞれの「これからの夢」について語っていただきました。自然エネルギーを使ったエコな家に住みたい、耕作放棄地を使って綿花栽培をやりたいなど、具体的な事柄は違っていても、その根底に、環境や人にやさしいこと、多様な人がつながりあうこと、小さいながらも続けていける活動をしたい、といった共通の思いが感じられるお話でした。
<参加者の感想>
・サステナブルに生きていきたいと思いました。
・楽しく、エコなことができる。それを知って気持ちがよかった。
・If there is the will, there is a way.(意思があれば、道がある)
この記事の発信者
EPOちゅうごく 編集部(へんしゅうぶ)
スタッフ