2025年日本国際博覧会における環境教育・ESDプログラム 「CONNECTING YOU TO~能登・ケニア・マレーシア・フィリピン~」 を開催しました
2025 . 10 . 10
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開催日・期間
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開催時間
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申込期限
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実施主体
- 環境省

プログラムの趣旨について
また、「さかなクン」がプログラムアンバサダーとして、一部プログラムにオンラインで登場しました。さかなクンは、SDGs「14.海の豊かさを守ろう」をはじめとする17の目標の達成を目指して活動する一般社団法人「SD BlueEarth・青い地球を育む会(SDBE))のキャプテンを務めています。また、キービジュアルにはSDBEのキャラクター「すすめ!さかなクン」が起用されています。
※ ジュニアSDGsキャンプについて
小学生、中学生、高校生がSDGsや環境問題について主体的に考え、持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development:ESD)の実践の場として、大阪・関西万博会場内サステナドームで開催されるプログラム。

【参考】開催要項は、以下を御参照ください。
〇2025年日本国際博覧会における環境教育・ESDプログラム「CONNECTING YOU TO~能登・ケニア・マレーシア・フィリピン~」開催について
(令和7年8月1日(金)付け環境省報道発表)
https://www.env.go.jp/press/press_00307.html
プログラム当日の様子
プログラム名:~CONNECTING YOU TO 能登~ 生物多様性(強く生き抜く生き物たち)について能登の小学生と学ぼう!
ゲスト: さかなクン(オンライン参加)
対象学年: 小学生



石川県能登半島の豊かな生物多様性や2024年の能登半島地震と豪雨による影響について取り上げました。セッションには能登町立柳田小学校の生徒も登壇し、災害後の生態系の変化、生き物の生命力の強さ、環境の変化が食物連鎖に与える影響についての考察を紹介しました。さかなクンもオンラインで参加し、災害や気候変動により海の生き物が直面している課題を共有して、海の生き物を描いたスケッチを紹介しました。
(2)令和7年8月28日(木)開催プログラム
プログラム名:~CONNECTING YOU TO 能登~ 被災地に学ぶ防災と復興について能登の高校生と学ぼう!
対象学年: 高校生
石川県能登半島における防災や復興の取り組みについて取り上げました。人々と自然が共生している伝統的な日本のランドスケープである里山里海について知り、より持続可能でレジリエントなコミュニティに向けては地域に根付く知識が重要であることを学び合いました。石川県立七尾高校の生徒も参加し、地震と豪雨での自らの体験を共有する中で、災害への備えの大切さを強調しました。
(3)令和7年8月29日(金)開催プログラム
プログラム名:~CONNECTING YOU TO ケニア~気候変動と私たちの希望–若者が描くサステイナブルな未来
対象学年: 中学生、高校生
ケニアの気候行動とユースのエンパワーメントをテーマに、デジタル地球儀「SPHERE」やロールプレイゲームを通じて、気候変動の影響や温暖化の仕組みについて理解を深めました。さらに、ケニアのユースが主導する環境保全活動から、若者の気候変動対策における重要性や気候変動の影響が不平等に表れる現実にも目を向けました。最後に、グローバルな気候行動を進める上で個人が果たせる役割や日常でできる貢献を振り返る大切さを確認し合いました。
(4)令和7年8月30日(土)開催プログラム
プログラム名:~CONNECTING YOU TO マレーシア~ 未来へつなごう、自然と文化-先住民族の暮らしと生物多様性
対象学年: 中学生、高校生
先住民族が、生物多様性の保全に果たす重要な役割について取り上げました。森林伐採や森林火災などによるグローバルな生物多様性の喪失という課題に関し、マレーシアにおける先住民族の伝統的な生活様式や、大学やユースによる保全活動を紹介しました。さらに、参加者はカードゲームの体験を通じて、伝統的な文化と自然のつながりについて理解を深めました。
(5)令和7年8月31日(日)開催プログラム
プログラム名:~CONNECTING YOU TO フィリピン~プラスチックごみを減らして、みんなで作ろう、循環する社会!
対象学年: 小学生、中学生、高校生
プラスチック廃棄物が及ぼす影響や、循環経済への転換の重要性を取り上げました。フィリピンで廃棄物を資源として活用する地域主導のエコブリックの取り組みや、日本における革新的な事例を紹介し、変革を推進する上でのユースの役割や教育の大切さを強調しました。最後に、プラスチック使用や廃棄を削減するために個人や社会で実践できる具体的な解決策について考えました。
※(3)~(5)のプログラムでは、NPO法人ELP(Earth Literacy Program)と連携し、「デジタル地球儀『SPHERE』」を使用しながら気候変動の現状について講話を行いました。