「離島への浮体式洋上風力発電導入検討の手引」作成の目的
再生可能エネルギーの主力電源化に向けて、とくに海に囲まれた我が国においては、再生可能エネルギーの中で最大のポテンシャルを有する洋上風力発電の導入が、地球温暖化対策のみならずエネルギー安全保障の観点からも有益です。
洋上風力発電の中でも、浮体式洋上風力発電は、水深の深い海域において導入が可能であるため、日本における導入拡大が期待されています。
離島において浮体式洋上風力発電施設を導入することは、太陽光発電設備の導入等と比べて事業規模が大きいため関係者の範囲も大きく、また、漁業関係者等といった多様な関係者との合意形成が重要であることから、その実現においては自治体の主体的な参画が必須になります。
そこで、過去に環境省で実施した実証事業等で蓄積された知見等を基に、浮体式洋上風力発電施設の導入を検討する離島の自治体が、都道府県や事業者等と連携しながら取組を行う際のポイントや注意点等を手引としてまとめました。
本手引は、浮体式洋上風力発電施設の導入に関心のある離島の自治体や導入にあたり連携が必要な都道府県、発電事業者等を主な読み手として想定しています。また、離島の脱炭素化を進めるに当たって踏まえるべき地域の実情や解決したい地域課題、導入に適した再エネの基本的な考え方について、さらに離島に限らず、浮体式洋上風力発電施設の導入について関心のある様々な主体にも参考となる資料として取りまとめています。
「離島への浮体式洋上風力発電導入検討の手引」の主な内容
離島において地産地消できる規模の浮体式洋上風力発電の導入を検討する場合を想定し、導入の効果や導入検討の流れ、留意点等を紹介しています。
■ 手引の入手方法
以下のURLからダウンロードが可能です。
「離島への浮体式洋上風力発電導入検討の手引」(PDF)
https://www.env.go.jp/earth/ondanka/floating-offshore-wind-turbine-guide.pdf
■ その他
https://www.env.go.jp/earth/ondanka/floating-offshore-wind-turbine.html