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環境省

<経済産業省、国土交通省同時発表>

環境省は、2050年ネット・ゼロの実現に向けて住宅の省エネ化の支援を行っているところですが、本日、そのための補助事業を含む予算案が閣議決定されました。

新築住宅に関しては、ZEH基準の水準を大きく上回る性能を有する省エネ住宅(GX志向型住宅)の新築を支援します。

既存住宅に関しては、熱損失が大きい窓の断熱性能を高める改修工事について支援します。この補助事業は、経済産業省及び国土交通省が実施する住宅省エネリフォーム等への補助事業とワンストップで利用可能とする予定です。

※ いずれも令和7年度補正予算の成立が前提であり、かつ、今後内容等に変更があり得ることを御了承ください。

背 景

令和7年11月21日(金)に「「強い経済」を実現する総合経済対策~日本と日本人の底力で不安を希望に変える~」が閣議決定され、エネルギーコスト上昇に強い経済社会の実現として、「家庭等における省エネ化、建物の断熱性能向上(中略)をはじめとする支援体制の強化」を実施する方針が示されました。

これを踏まえ、本日閣議決定された令和7年度補正予算案に、住宅の省エネ化の支援を強化するための補助制度が盛り込まれました。

事業の概要

新築住宅に関しては、ZEH基準の水準を大きく上回る省エネ性能を有する住宅(GX志向型住宅)の新築(注文・分譲・賃貸)を引き続き支援します。

既存住宅に関しては、引き続き、熱損失が大きい窓(ガラス・サッシ)の断熱改修工事について支援します。この補助事業は、経済産業省及び国土交通省が実施する住宅省エネリフォーム等への補助事業とワンストップで利用可能とする予定です。

詳細については今後設置される事務局のHP等でお知らせします。
※ 令和7年度補正予算の成立が前提であり、かつ、今後内容等に変更があり得ます。

(1)省エネ住宅の新築
<みらいエコ住宅2026事業【環境省・国土交通省】(1,750億円)>

(2)3省の連携による住宅の省エネリフォーム等
(1)高断熱窓の設置
<断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省 CO2 加速化支援事業【環境省】(1,125億円)>
○補助金は、断熱改修工事を行う事業者の申請に基づき、住宅所有者に補助金全額が還元されることを条件に、当該事業者に対して交付。
○高断熱窓(熱貫流率Uw1.9以下等、建材トップランナー制度2030年目標水準値を超えるもの、その他要件を満たすもの等)への断熱改修工事に対して支援。
○工事内容に応じて定額を交付。(1戸あたり最大100万円。)

(2)高効率給湯器の設置
<高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金【経済産業省】(570億円)>
○一定の基準を満たした高効率給湯器を導入する場合、機器・性能ごとに設けられた定額を支援。
○寒冷地において高額な電気代の要因となっている設備(蓄熱暖房機や電気温水器)を一新するため、高効率給湯器の導入とあわせて、こうした設備を撤去する場合には、加算補助。
○補助金は、給湯器導入を行う事業者等の申請に基づき、消費者等に補助金全額が還元されることを条件に、当該事業者に対して交付予定。

(3)既存賃貸集合住宅向けエコジョーズ等取替
<既存賃貸集合住宅の省エネ化支援事業【経済産業省】(35億円)>
○既存賃貸集合住宅において、一定の基準を満たしたエコジョーズまたはエコフィールに取り替える(従来型給湯器からの取替に限る)場合、機能ごとに設けられた定額を支援。
○補助金は、給湯器の交換を行う事業者等の申請に基づき、賃貸オーナー等に補助金全額が還元されることを条件に、当該事業者に対して交付予定。
○補助額は、追い焚き機能なしの場合は5万円/台、追い焚き機能ありの場合は7万円/台として、これに工事内容によっては追加の補助(今後公表)

(4)開口部・躯体等の省エネ改修工事
<みらいエコ住宅2026事業【国土交通省】(300億円)>
○対象住宅の省エネ性能に応じて、一定の省エネ性能を確保するリフォーム※に対して支援。
※「『リフォーム前の省エネ性能』と『リフォーム後の省エネ性能』に応じた改修部位や設備の組合せ」をあらかじめ指定・公表。
○住宅の子育て対応改修、バリアフリー改修等を行う場合に、工事内容に応じた定額を支援。

【補足事項】
○「みらいエコ住宅2026事業」は、令和7年11月28日(金)以降に対象工事(新築の場合:基礎工事、リフォームの場合:リフォーム工事)に着手したものを対象とする。
※今年度実施している「子育てグリーン住宅支援事業」は、「基礎工事より後の工程の工事」を対象としておりましたが、「みらいエコ住宅2026事業」においては、「基礎工事」に変更されている点に御注意ください。

〇「断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業」は、令和7年11月28日(金)以降に対象工事(断熱窓への改修を含むリフォーム工事全体)に着手したものを対象とする。

〇「高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金」は、令和7年11月28日(金)以降に対象工事等(新築注文:建築工事、新築分譲:住宅の引渡し、リフォーム:給湯器の設置工事)に着手したものを対象とする。また、「既存賃貸集合住宅の省エネ化支援事業」は、令和7年11月28日(金)以降に給湯器の設置工事に着手したものを対象とする。

【参 考】
事業の詳細については以下のURLから参照してください。
○みらいエコ住宅2026事業(環境省・国土交通省)
 https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000310.html
 うち、GX志向型住宅への支援について(環境省)
 https://www.env.go.jp/earth/earth/ondanka/building_insulation/GX-house_00003.html
○断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業(環境省)
 https://www.env.go.jp/earth/earth/ondanka/building_insulation/window_00004.html
○高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金の詳細(経済産業省)
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/housing/kyutokidonyu/kyutodonyuhojo2025.html
○既存賃貸集合住宅の省エネ化支援事業の詳細(経済産業省) https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/housing/kyutokidonyu/chintaisyugo2025.html

【問い合わせ先】

○みらいエコ住宅2026事業関連
(長期優良住宅、ZEH水準住宅、リフォーム関連)
 国土交通省 コールセンター
 電 話:03-6632-1627

(GX志向型住宅に関すること)
 環境省 コールセンター
 電 話:0570-028-341

○断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業関連
 環境省 コールセンター
 電 話:0570-028-341

○高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金及び既存賃貸集合住宅の省エネ化支援事業関連
 経済産業省 資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部
 担当者:宮岡、北見、原田
 電 話:03-3501-1511(内線 4541~6)

この記事に関するお問合せ・申込

お問い合わせ先
環境省 地球環境局 地球温暖化対策課 地球温暖化対策事業室/住宅・建築物脱炭素化事業推進室
電話番号
03-5521-8355
公式サイト
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