【環境トピック】IPBES総会第7回会合の結果について 中国環境パートナーシップオフィス(EPOちゅうごく)

【環境トピック】IPBES総会第7回会合の結果について

生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)総会第7回会合が、平成31年4月29 日(月)~令和元年5月4日(土)にパリ(フランス)で開催されました。本会合では、地球規模の生物多様性及び生態系サービスを評価した報告書が受理され、政策決定者向け要約が承認・公表されました。また、2030年までの作業計画が決定されました。
なお、環境省主催の結果報告会を5月14 日(火)に開催します。

1.会議の概要

(1) 名称
日本語 生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)総会第7回会合
英語 The seventh session of the Intergovernmental Science-Policy Platform on Biodiversity and Ecosystem Services (IPBES) Plenary
(2) 期間 平成31年4月29日(月)~令和元年5月4日(土)
(3) 場所 パリ(フランス)
(4) 参加者 IPBES 参加各国の政府、国連環境計画などの関連国際機関など
(5) 公式ウェブサイト
https://www.ipbes.net/participants-information-ipbes7

2.主な成果

(1) 生物多様性と生態系サービスに関する地球規模アセスメント
地球規模の生物多様性及び生態系サービスを評価した報告書が受理され、政策決定者向け要約(SPM)が承認・公表されました。SPM には29のキーメッセージが記述されており、その概要は以下のとおりです。
・自然がもたらすもの※は世界的に劣化している。
・自然の変化を引き起こす直接的・間接的要因は、過去50年の間に加速している。
・このままでは自然保護と自然の持続可能な利用に関する目標は達成されない。しかし、経済・社会・政治・科学技術における横断的な社会変容(transformative change)により、2030 年そしてそれ以降の目標を達成できる可能性がある。
・社会変容を促進する緊急かつ協調的な努力が行われることで、自然を保全、再生、持続的に利用しながらも同時に国際的な社会目標を達成できる。
※「自然がもたらすもの(NCP: Nature’s contributions to people) 」は、IPBES において生態系サービスとほぼ同義の用語として使用されており、自然がもたらす負の影響も含まれている。

(2) 次期作業計画
2030年までの作業計画が決定されました。第8回総会までに、「生物多様性、水、食料及び健康の間の相互関係に関するテーマ別評価」「生物多様性の損失の根本的要因、変革の決定要因及び生物多様性2050ビジョン達成のためのオプションに関するテーマ別評価」のスコーピングを、第9回総会までに、「事業が生物多様性と「自然が人にもたらすもの」に与える影響及び依存度に関する方法論的評価」のスコーピングをそれぞれ行うことが決定されました。また「生物多様性と気候変動に関するテクニカルペーパー」を作成することが決定されました。

(3) 2019-2021 予算
2019 年予算は、第6回総会で決定された6,074,910米ドルが見直され、8,269,605米ドルと決定されました。2020 年予算は7,146,360米ドル、2021年予算は8,721,810米ドルとそれぞれ決定されました。

(4) 次回の総会
第8回総会は、令和3年1月から2月に、モロッコにて開催されることが決定されました。

3.メディア・カンファレンス

メディア・カンファレンスが行われ、動画配信されました。詳細は、次のウェブサイト(英語)を御覧ください。
https://www.ipbes.net/webcast-0

4.環境省主催結果報告会

(1) 概要
【日時】5月14 日(火)14:00~15:00(受付開始13:30)
【場所】経済産業省別館312 号会議室
【主催】環境省
【内容】
1) IPBES 総会第7回会合結果概要(環境省)
2) 学際的専門家パネルとしての所見(橋本先生)
3) 地球規模評価報告書に関する専門家所見(市井先生)
4) 新作業計画に関する専門家所見(香坂先生)
5) 侵略的外来種に関するテーマ別評価(TSU-IAS)
【報告者(予定)】 (敬称略、発表順)
・中澤圭一 環境省自然環境局 生物多様性戦略推進室長
・橋本 禅 東京大学大学院 農学生命科学研究科 准教授
・市井和仁 千葉大学 環境リモートセンシング研究センター 教授
・香坂 玲 名古屋大学大学院 環境学研究科 教授
・守分紀子 IPBES 侵略的外来種評価技術支援機関 ヘッド
(2) 参加申込要領
次の要領に従って、5月10日(金)正午(必着)までにお申込みください(参加費無料)。取材も可能です。

<申込先>
環境省自然環境局生物多様性戦略推進室
担当:山田、浜
電子メール:NBSAP@env.go.jp

次の各内容を明記した「IPBES 総会第7回会合結果報告会 参加申込」という件名で電子メールを送付してください。
[1]氏名・ふりがな
[2]勤務先又は所属団体
[3]電話番号
[4]電子メールアドレス(参加票の送付先)
[5]テレビカメラによる取材の有無(報道関係者のみ)

<参考>
●生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム
(Intergovernmental science-policy Platform on Biodiversity and Ecosystem Services:IPBES)
◆生物多様性と生態系サービスに関する動向を科学的に評価し、科学と政策のつながりを強化する政府間のプラットフォームとして2012年4月に設立された政府間組織
◆2019年1月31 日現在、132カ国が参加
◆科学的評価、能力開発、知見生成、政策立案支援の4つの機能が活動の柱
◆これまでに以下の評価報告書を作成
・生物多様性及び生態系サービスのシナリオとモデルの方法論に関する評価報告書
・花粉媒介者、花粉媒介及び食料生産に関するテーマ別評価報告書
・生物多様性及び生態系サービスに関する地域・準地域別評価報告書
・土地劣化と再生に関するテーマ別評価報告書
◆生物多様性及び生態系サービスに関する地球規模評価報告書が2019年に作成され、生物多様性に関する愛知目標の達成状況の評価に活用される予定
◆参考情報
IPBES web サイト
https://www.ipbes.net/
環境省web サイト
http://www.biodic.go.jp/biodiversity/activity/policy/ipbes/index.html

【連絡先】
環境省自然環境局自然環境計画課生物多様性戦略推進室
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8275

【詳細・リンク】
http://www.env.go.jp/press/106753.html

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