【環境トピック】瀬戸内オーシャンズⅩ
2020年12月28日
日本財団と岡山県(知事 伊原木隆太)、広島県(知事 湯﨑英彦)、香川県(知事 浜田恵造)、愛媛県(知事 中村時広)は、海洋ごみ対策における広域でのモデル構築を目指した共同事業を開始します。海洋ごみ対策における広域でのモデル構築を目指した共同事業「瀬戸内オーシャンズ X」を開始します。
「瀬戸内オーシャンズ X」は、閉鎖性海域である瀬戸内の沿岸4県(岡山/広島/香川/愛媛)を4つの端部を持つ「X」になぞらえた、4県と日本財団による海洋ごみ対策プロジェクトです。
瀬戸内海へのごみの流入量70%減、回収量10%増を達成することを目指します。
山から海底にまで広がる流域と閉鎖性海域を捉えた海ごみゼロ対策により、
循環型社会を見据えた“瀬戸内モデル”として世界に拡げていきます。
外海からの海洋ごみ流入が少ない海域(閉鎖性海域)である瀬戸内海をフィールドに、4つの柱で事業を実施します。
(1)調査研究
・ 川ごみ発生源の大規模調査
・ 海底ごみ分布の大規模調査
・ 地域における対策実態の調査と問題研究
(2)企業・地域連携
・ 4県における企業の海洋ごみ対策の実態把握
・ 瀬戸内プラスチックバリューチェーンモデル構築
・ 海洋ごみ対策企業・団体支援プロジェクトの実施
(3)啓発・教育・行動
・ 4県連動海ごみゼロアクション
・ 海洋環境デザイン教育プロジェクト
・ シチズンサイエンス
(4)政策形成
・ 研究・連携・行動等を踏まえた制度運用の検討
・ 実践事例の集約とガイドラインの作成等
詳しくはこちら⇒ https://setouchi-oceansx.jp/
【事業に関する問い合わせ先】
日本財団 海洋事業部
担当:高階
電話:03-6229-2611