【環境トピック】平成30年度スギ雄花花芽調査の結果について 中国環境パートナーシップオフィス(EPOちゅうごく)

【環境トピック】平成30年度スギ雄花花芽調査の結果について

環境省では、林野庁と協力して、スギ花粉の飛散予測のための参考情報として、毎年、スギ雄花(おばな)の花(はな)芽(め)調査を行い着(ちゃっ)花量(かりょう)(花粉生産量)を発表しています。
今年のスギ雄花の着花量は、昨年同時期と比較して東北から北陸、関東南部、中国、四国で少なく、その他の地域は昨年と同じか多くなっています。例年と比較すると東北地方等を除いて例年並みか多い状況にあります。

1.背景
環境省では、花粉症に関する調査研究の一環として、平成16年度からスギ雄花花芽調査を行なっています。今般、平成30年度のスギ雄花花芽調査の結果を取りまとめましたので公表します。
春に飛散するスギ花粉は、スギ雄花の着花量に大きく依存します。スギ雄花の生育は、前年夏(6月~8月、特に花芽が分化する6月)の気象条件に大きな影響を受け、夏の日照時間が長く気温が高い場合には、スギ雄花の着花量が多くなり、翌年春の花粉飛散量も多くなります。また、花粉飛散量が多い年の翌年はスギ雄花の着花量が減少するという傾向が見られます。

2.スギ雄花の着花量について
本年11月から12月にかけて、スギ雄花花芽調査を実施した結果、今年度スギ雄花の着花量については、昨年同時期と比較して平成30年春に花粉が大量飛散になった東北から関東南部、四国、中国で雄花が少なく、その他の地域は同じか多くなっています。例年と比較すると東北地方や九州北部で少ない他は例年と同じか多い状況にあることが観測されました。なお、今年度のスギ雄花の着花量は地方ごとよりも都府県ごとのばらつきが目立ちました。
本調査は各県の特定の地点で観測したものであり、また、全ての都道府県で観測を行ったものでもない※ため、観察外のスギ林の状況によっては、各地方の観測結果が異なる可能性があります。

参考資料1:平成30年度スギ雄花花芽調査結果
参考資料2:平成30年春におけるスギ・ヒノキ花粉の実測飛散量

東北地方:福島県、山形県、秋田県、宮城県、岩手県、青森県
関東地方:神奈川県、東京都、千葉県、埼玉県、群馬県、栃木県、茨城県、(長野県)、(山梨県)
北陸地方:福井県、石川県、富山県、新潟県
東海地方:(三重県)、愛知県、(岐阜県)、静岡県
近畿地方:兵庫県、大阪府、京都府、奈良県、(和歌山県)、(滋賀県)
中国地方:山口県、広島県、岡山県、島根県、鳥取県
四国地方:香川県、徳島県、愛媛県、高知県
九州地方:福岡県、(佐賀県)、(長崎県)、大分県、(熊本県)、(宮崎県)、(鹿児島県)
※ ()を付した県では本年度調査を実施していません。

3.花粉症対策について
花粉症の症状を軽減するためには、花粉へのばく露を避けることが重要です。このための基本的な対策には、以下のものが挙げられます。

・マスク、メガネを着用する。特にマスク内側に当てガーゼを付けると効果が高い。
・換気時にはレースのカーテン等で遮るとともに、開窓を10cm程度にとどめる。
・掃除をこまめに行い、掃除機だけでなく、濡れ雑巾やモップによる清掃を行う。
・洗濯物は屋内に干す。
・羊毛や毛織物の衣類ではなく、ポリエステルや綿製品で起毛のない衣類を着用する。

上記については、花粉症に係る各種関連情報を紹介する「花粉症環境保健マニュアル2014」(http://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/manual.html)で、より詳しい内容がご覧いただけます。

【その他】
環境省では、花粉に関する情報をウェブページで公開しています。このウェブページでは、花粉症に関する最新の知見を紹介する「花粉症環境保健マニュアル2014」や、各自治体のウェブページをはじめとする花粉に関するリンク集などを掲載しており、随時、更新していく予定です。

環境省花粉情報サイト:http://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/index.html

【本件発表に係る詳細についての問合せ先】
花粉情報協会 担当:石井
連絡先:047-475-7116

【連絡先】
環境省大臣官房環境保健部環境安全課

【詳細・リンク】
http://www.env.go.jp/press/106308.html

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