【事業報告】EPOちゅうごく10周年記念シンポジウム 生物学者長沼毅がと(説・解)く『我々は地球の危機を救えるか』 中国環境パートナーシップオフィス(EPOちゅうごく)

【事業報告】EPOちゅうごく10周年記念シンポジウム 生物学者長沼毅がと(説・解)く『我々は地球の危機を救えるか』

13:30-13:40
(1) オリエンテーション/司会 西村 浩美(EPOちゅうごく)
司会より、開催に際しての注意事項(携帯電話、写真撮影)の説明、スケジュールの説明、アンケートの協力のお願いがあり、シンポジウムが開催されました。
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(2) 開会挨拶 環境省中国四国地方環境事務所長 築島 明 氏
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環境省では、市民、NPO、企業等々といった、各主体間のパートナーシップの形成の促進することを目的として、全国に地方環境パートナーシップオフィス(EPO)というものを設置しており、全国のEPOのネットワーク化を図っている。
EPOちゅうごくは、第一号として平成17年1月22日に開所し、この1月で10周年を迎えることができた。この間、地域における環境保全活動の支援、環境パートナーシップの推進、これらの情報の収集・発信に取組んできた。環境保全活動が中国地方各地で活発に行なわれるようにするには、まだまだやるべき事があるかと感じている。10周年を機に、EPOの更なる活性化を図っていきたい。
本日は、10周年を記念するとともに、次の10年に向けて心新たに取組んでいこうという思いを込めて、シンポジウムを開催することとなった。
講演の長沼先生は、極地、深海、砂漠など人がなかなか行かれない場所に行かれて、生物、微生物などを研究され、そこから生命の姿、生命の歴史といったものについても、色んな研究をされている。そうした研究成果を通じて、地球の歴史、現状を、分かりやすく解説して頂けるのではないかと期待している。
そのあと、EPOちゅうごくの高尾事務局長から、EPOちゅうごくのあゆみ、今後の方向性について話をするので、会場の方からご意見をいただきたいとの主旨の開会の挨拶がなされた。

(3) 13:40-15:30
●基調講演『生物科学者 長沼 毅がと(説・解)く 我々は地球の危機を救えるか』
広島大学大学院生物圏科学研究科准教授 長沼 毅 氏
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【講演内容】
パワーポイントを使った講演であった。主な内容は次のとおりであり、一つひとつのテーマに沿って画像を使って細かく説明していただいた。

基調講演に先立って、長沼毅准教授の直近の動向が報告された。つい先週まで、火星移住計画に基づき、米国ユタ州の無名の砂漠にて7人のスタッフが参加したものであり、火星で生活する上でのトラブルシミュレーション実験をしてきたこと、これはオランダベースのNPO法人MARS ONEが計画したもの、2024年には火星移住(行ったきり戻らない)計画が動き、現在世界で20万人の応募の中から100人を選抜し、最終的には20人、補欠含めて40人とすること等が説明された。2016年3月19日~4月3日の日程でオールジャパンで行事が計画され、現在日本火星協会が参加者を募集しているので、興味がある方は対応して欲しい旨説明された。

また、翌日から広島大学が持っている船で海洋調査に出ること、従い本日しか予定が取れなかったことが説明された。

続いて本題に入るとの前置きのもと、本日のテーマが凄いので、先ず地球の危機を8つのカテゴリーに分けて考えてきたこと、①地球温暖化 ②気候の激甚化 ③地球寒冷化(氷期) ④巨大噴火 ⑤巨大隕石 ⑥巨大太陽フレア ⑦ガンマ線バースト ⑧宇宙人襲来であり、地震、津波は大きな被害を与えるが、地球は壊れないと考え、除外していることが説明された。

① 地球温暖化
このテーマに関しては、参加して頂いている方は、多くの情報を持っている方たちであるから、普通の話はしないとの前置きのもと、北極の氷の例を示して説明された。すなわち、2007年の予測では2013年に北極の氷はなくなるとのBBC予測があったが、実際は海氷の面積は倍増となった。この事実を基に、温暖化は2012年で頭うちとなっているのではとの予測もあるが実際は分からない。
続いて、シロクマの生態についての説明がなされ、氷がなくなった場合のシロクマはヒグマと交配し、ハイブリッドが生まれること、これを何代も繰り返しているうちに、純粋のシロクマの遺伝子をもつものが誕生し、地球が冷えてきたときに、また現在のようなシロクマの生態系が出来るだろうとの説明がなされた。さらに、京都議定書に触れ、地球温暖化の概説がなされ、温暖化により様々な変化が生じるが文明は滅びないこと、絶滅の恐れはないことが強調された。

② 気候の激甚化
続いて2つ目のテーマに入り、先ず昨年の8月20日の土砂災害事例、昭和20年9月17日枕崎台風の例を説明され、非公認であるが856hPa、広島県だけで死者・行方不明2,012人であったこと、これが広島原爆投下の42日後のことであったことが述べられ、連発災害が恐ろしいとの見解が述べられた。
続けて、阿久根台風、伊勢湾台風の例が説明され、激甚化している気候の説明がなされた。その他、長沼准教授の生い立ちの説明がなされた。

③ 地球寒冷期(氷期)
次のテーマである地球寒冷化の説明に入った。地球温暖化と真反対のテーマであるが、本日の地球の危機というテーマの中で、かなりのウェイトを占めているように感じた。
先ず、ほんの40年前には地球は寒冷化に怯えていたという冒頭説明の後、寒冷化傾向の説明がなされた。すなわち傾向としては1,000年で0.31℃下がっている事実、中世温暖期(950~1250)の例、続けて小氷期(1550~1850)が訪れたことが説明された。中世ヨーロッパの例では、氷付いた川の絵画が紹介され、またニューヨークセントラルパークの迷子石が紹介され、地球は長いスパンで見ると氷期に向かっているのではないかとの見解が説明された。但し、人間活動が原因で、この数十年間は地球は温暖化しているのではないだろうか。
米国は、過去、寒冷化し氷に閉ざされた経験を持っており、従い温暖化に対して積極的でない。京都議定書にも参加していないし、生物多様性条約も不参加である。人間活動にとっては、温暖化するより、寒冷化するほうが恐い。最終氷期は11万年~僅か1.2万年前であり、氷期はブルドーザーのようにやってくる。米国人はまじめに氷期を恐がっている。従って少し温めておこうという考えが根底にあるとの説明であった。
続けて、スライドの詳細説明がなされた。

地球という星は、太陽の距離1億5千万kmから計算すると-18℃となり、何もしなければ凍り付いてしまう。氷期、温暖期がスタートする理由は分からない。温暖化温暖化と言っているが、実は258万年に新しい氷河期に入っている。氷期と間氷期は繰り返しており、最終氷期は1.2万年前に終っている。氷期10万年、間氷期1万年のサイクルであるならば、現在は氷期に向かっていると考えられる。
地球の過去の大気情報(気温、ダスト、二酸化炭素情報等)は南極大陸の氷が入手することが出来る。南極大陸は平均2,000メートルの氷で覆われており、最大で4.000メートルの厚みを持っている。この氷は雪の記録であり、毎年の地層のように積み重なってできており、80万年間の情報を得ることが可能。
この南極の氷から得られた情報を表示すると、図のようになる。この過去のパターンをコピペすると、今後は地球が氷期に向かっていると考えられ、IPCCの委員も人間生活のお蔭で氷期の到来が2~3万年遅れるとの見解を持っている。米国も同じ考えである。氷期が訪れると、農業地帯が南へ下がり、西欧文明が衰退し、イスラム文明が栄える。

④ 巨大噴火
次のテーマとしては、地球の巨大噴火の歴史であった。西暦79年ローマ帝国の都市ポンペイにおけるベスビオ山の噴火により、逃げる間もなく火山灰に埋もれて亡くなった人々の話、続けて1980年に発生したセントへレンズ山の大爆発、成層圏に噴煙が舞い上がり地球全体を覆い、『火山の冬』が到来すること、史上最大の噴火としては1815年のインドネシアタンボラ山の噴火があることが説明された。これらの火山爆発の規模が火山爆発指数VEI(volcanic explosivity index)で表すと図のようになることが説明された。

1707年富士山の宝永大噴火は1980年のセントへレンズ山と同じ規模であること、1815年タンボラ山噴火の規模が如何に大きかったかを理解してほしい旨説明された。また、7万4000年前のトバ火山の規模が凄まじかったことが説明された。このトバ超噴火による火山の冬の影響で、現在73億人の人類が滅亡の危機に瀕し、遺伝子解析の結果7万年前に11,000人まで減少したことが予測されているとの説明がなされ、現在予測されている次の噴火はアメリカイエローストーンかとの見解が示された。

⑤ 巨大隕石
次の危機は隕石であった。宇宙空間から降り注ぐ隕石の歴史が説明され、最近の例としての2013年2月ロシアチェリャビンスクの例が対比として述べられた。直径17m、質量1万トン、秒速18kmであるが、6,550万年前の恐竜絶滅を招いたチクシュルーブ隕石(直径10km 秒速20km)の例、ツァーリ・ボンベは広島3300倍の200万倍の規模の隕石であったこと等が述べられた。

⑥ 巨大フレア
(核融合でエネルギーを放つ)太陽のフレアの話が続けてなされた。地球の磁場とオーロラの発生、オーロラ期北極・南極に同時に発生していることが21世紀になって解明されたこと、巨大フレアが発生すると宇宙空間に滞在している宇宙飛行士への影響が大きいこと等が述べられた。また、太陽嵐により、PCが破壊されること、東京タワー、スカイツリーはおそらく巨大なローソク状態となると予測されることが述べられた。また、銀行のサーバーが破壊されることから、日常的に通帳記帳が大切なことが述べられた。
⑦ ガンマ線バースト
太陽はおよそ100億年の寿命を持っている。これを僅か一日ですべてのエネルギーを放出する現象がガンマ線バーストと呼ばれるものであり、等方的・等時的に平均一日3個のバーストが発生している。もし、これが地球を向いていたらどうなるかとの投げかけがなされた。

⑧ 宇宙人襲来
最後は宇宙人襲来の話であった。長沼先生としては、まじめに考えて居るとのことであり、対処の仕方が国際的に決まっているとの情報提供であった。

以上の講演を受けて質疑応答となった。
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最初の質問としてはスケールの大きい話への謝辞の後、我々としてはこれらの危機に対して何が出来るかとのことであったが、明快な回答がなされた。すなわち、地球が残っても人間が滅んでしまったら仕方がない。人間が救われること、つまり戦争をしないことであるとのことであった。

続けて、生物学的見地からハイブリッドは遺伝子を残せるかとの問いであり、回答としてはシロクマ-ヒグマというレベルは可能と考えているが、複雑なハイブリッドは種としては維持できないとの見解であった。

最後の質問としては、夏の焦土化、豪雪、土砂災害と頻発しているがどのように考えれば良いのかとの主旨であった。長沼先生の回答として、多分気候システムが変わってきている途中て振れ幅が大きい現象の一つと捉えることが出来、新しい状態を行きつ戻りつ、その後どちらかに辿り着き安定していくのではないかと考えているとのことであった。

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(4) 15:50-16:00
●EPOちゅうごくの歴史を語る「これまでの10年、これからの10年」
EPOちゅうごく 事務局長 高尾 清治
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【内 容】
Ⅰ これまでの10年
前半は、EPOちゅうごくの「これまでの10年」と題して、①設立、②環境省中国環境パートナーシップオフィス(EPOちゅうごく)とは何か、③EPOの整備状況とEPOちゅうごくとの連携について、④重点取組内容として平成18年度の事例、⑤パンフレット紹介、⑥EPOちゅうごく業務の概要、⑦EPOちゅうごくホームページの紹介、⑧事務所移転といった順で説明された。

① 設立
2005年(平成17年)1月22日設立では、環境省中国地区環境対策調査官事務所長の片山千晶様によるテープカットの様子、当時の事務所の所在地は現在と違って東急ハンズ隣の日本生命広島第二ビル2階(広島市中区八丁堀16-11)であったことの説明、環境大臣政務官の能勢和子様の挨拶の様子、開設記念シンポジウム「広がれパートナーシップ−中国地方から環境を考える−」の様子(場所:広島市まちづくり市民交流プラザ、212人参加)、運用を行なっているNPO法人ちゅうごく環境ネットの当時の理事長福本健様の開会挨拶の様子や当時の会場の一コマの写真、当時の案内チラシ、鳥取環境大学教授の吉村元男様による基調講演(地域の環境活動とパートナーシップ)の様子が紹介された。

② 環境省中国環境パートナーシップオフィス(EPOちゅうごく)とは
環境省中国環境パートナーシップは、環境教育等による環境保全の促進に関する法律(環境教育等促進法)第19条第1項に基づき、環境省が全国8か所に設置しNPO法人等が運営している事務所の一つであり、中国5県における「①情報提供」「②相談」「③交流」等の拠点として、環境保全活動、環境教育活動を支援している旨が説明された。
運営団体については、NPO法人等が運営しており、平成16年が初年度、3年置きにコンペがあること、第一期(平成16~19年度)、第二期(平成20~22年度)は、NPO法人ちゅうごく環境ネット、第三期(平成23~25年度)は、NPO法人ひろしまNPOセンター、第四期(平成26年度~)は、再びNPO法人ちゅうごく環境ネットとなっているとの説明がされた。

③ EPOの整備状況とEPOちゅうごくとの連携について
設立までの流れについては、環境省は平成14年12月に出された中央環境審議会の「環境保全活動の活性化方策について(中間答申)」及び平成15年7月に議員立法により成立した「環境保全活動・環境教育推進法」を踏まえ、環境パートナーシップ推進の拠点を全国に設置することとなり、平成16年度から三か年かけて、概ね地方環境事務所(全国7か所)のブロックに「地方環境パートナーシップオフィス(地方EPO)」を設置されたこと、平成16年度は、中国(広島)、近畿(大阪)、中部(名古屋)、平成17年度は、北海道(札幌)、東北(仙台)、平成18年度は、四国(高松)、九州(熊本)が設置されたこと、中心は東京にあり1996年に「地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)」が設立されており、全体を統括している旨が説明された。
また、EPOの実施する事業のイメージとしては、「①パートナーシップの基盤作り」「②情報収集、発信、つなぎ」「③パートナーシップを通じたNPO活動支援」という大きな役割を担っているとの説明がされた。

④ 重点取組内容として平成18年度の事例
EPOちゅうごく重点取組内容の一例として、平成18年度事例を取り上げ、重点取組内容として「情報収集・発信活動の強化」「他団体との協働促進」「オフィス外への展開」を掲げ、個別事業に展開、パートナーシップ推進業務として、連携促進、人材育成、情報センター業務として、書籍、資料、情報の収集、地域活動支援業務として、会議・交流等の場の提供、NPO活動の基盤強化、中国環境パートナーシップオフィスの維持管理として、勤務体制等が実施されたことが説明され、それぞれの業務については、次のような詳細の紹介があった。
パートナーシップ推進業務では、様々な主体間における連携の促進を図るために、連携促進のために意見交換会やワークショップ等を開催、環境フォーラムとして、環境サロンの開催「もっと知りたいESD」「海藻いろいろ話」等を実施、地域におけるパートナーシップに基づくCSR活動理解共有セミナーとして、「市民・企業・行政による『協働』のまちづくり」等を実施、出張講義として、比治山大学、広島市立大学、広島県立生涯学習センター、市民団体学習会での実施が紹介された。
パートナーシップ形成の推進等に係る人材育成業務では、人材育成に取組み、環境に関わる広域ネットワークの構築及びパートナーシップを形成することを目的に、インターンシップ受入事業(広島経営者協会、NPO法人ひろしまNPOセンターと連携、5名受入れ)、親子環境講座(例:夏休み親子で工作教室『自然の恵みと温かさ』工房SUMI ・全国森林インストラクター宮本寿美敏氏による工作)、環境教育イメージアップセミナー(例:「もって帰ろう!環境教育プログラムのヒント」)の実施が紹介された。
情報センター業務では、環境関連の書籍・資料等の収集・提供として、書籍、雑誌、報告書、パンフレット、チラシ、DVD等の提供依頼、購入、寄贈、貸与等により収集・提供、各主体の取組みに関する情報の収集・提供として、各種団体の基本情報の収集を行い、イベント等活動案内、助成金等活動支援情報、スタッフによる活動事例収集など、ホームページにて情報発信の説明の他、ホームページ管理とアクセス数の管理、機関紙(『EPOちゅうごく環(わ)』の発行、メールマガジンの発行、環境活動展示の実施が紹介された。また、これらの業務は現在も実施しているので、引き続きご利用いただきたいとの紹介がされた。
地域活動支援業務では、会議・交流等の場の提供として、EPOちゅうごく事務所内に設置している会議用のスペース活用を積極推進したこと、各団体主催の環境保全活動、シンポジウム、セミナー等に参加(広報支援、スタッフとして参画)したこと、助言・相談業務として、法人設立等の手続き、会員募集方法等の相談、団体紹介、環境情報の提供等の相談業務が紹介された。また、現在の事務所でも、約20名の会議ができること、環境カウンセラーやエコアクション21審査人等の資格を持ったスタッフにより、情報提供業務や相談業務ができることが紹介された。

⑤ パンフレット紹介
設立当初のパンフレット、ヒマワリのマークの説明、現在のパンフレットが紹介された。

⑥ EPOちゅうごく業務の概要
EPOちゅうごく業務の概要については、平成22年度の仕様書より紹介された。
業務の内容として、(1)パートナーシップ推進業務(①様々な主体間における連携の促進、②パートナーシップ形成の推進等に係る人材育成)、(2)情報センター業務(①環境関連の書籍・資料の収集、提供、②各主体の取組みに関する情報の収集、提供、③環境活動展示の開催)、(3)地域活動支援業務(①会議・交流等の場の提供、②NPO活動の基盤強化、③助言・相談業務)、(4)中国環境パートナーシップオフィスの維持・管理、(5)中国環境パートナーシップオフィス運営検討委員会の開催、(6)管理運営計画の策定等が紹介され、現在もほぼ同じ業務内容であることが説明された。

⑦ EPOちゅうごくホームページの紹介
EPOちゅうごくホームページのかがみの紹介があり、EPOちゅうごくの活動カレンダー、お役立ちサイト紹介、メルマガ登録、お問い合わせ、活動紹介、イベントセミナー、補助金情報等が掲載されている旨の紹介と、是非ご活用下さいとの紹介があった。

⑧ 事務所移転
現在の事務所(広島市中区基町11-10 合人社広島紙屋町ビル5階)のビル、出入口、内部の紹介と、参考に旧事務所搬出後の写真が紹介された。

Ⅱ これからの10年
後半は、EPOちゅうごくの「これからの10年」と題して、次のような説明があった。

① 第4期(平成26年度~28年度)の基本方針、業務目的
第4期が昨年4月から始まり、1年目が終わろうとしているところ、基本方針として、「具体的な環境保全の目標樹立」「第1期~第3期の実績継承と課題解決」「環境保全活動を行っている団体の支援」「地域実行委員の配置と委員会開催」「環境保全活動推進・支援するための会議・セミナーの開催」を掲げ、特に「地域実行委員の配置と委員会開催」を目玉事業としているとの説明があった。
第4期からは、中国地域の各県にEPOちゅうごくの活動を実施する人材を地域実行委員として配置し、中国管内のすべての地域において環境保全活動に取り組む諸団体等をきめ細かく支援することとすることを大きな目標としていること、今日のシンポジウムの受付を手伝ってくれた方も地域実行委員で、他県から来ていただいていること、地域実行委員の配置と会議・セミナーの開催を通して、EPOちゅうごくの周知を図っていることが紹介された。
地域実行委員の役割として、各県2名配置(EPOちゅうごく非常勤職員として雇用)、各県開催のセミナー・会議の企画及び実施、EPOちゅうごくの名刺・パンフレット等を関係団体や関係者に配布、イベント等にてEPOちゅうごくをPR、各県で行われている環境保全活動等に参画し、NPO法人、企業、行政等のニーズの把握、シーズとのマッチングを図るような活動を行なってきたと説明された。

② 会議・セミナー等の開催
今年度実施した会議・セミナー等については、平成26年9月5日開催の広島セミナー(ESDをテーマに実施)、平成26年10月12日開催の山口セミナー(下関市エコフェスタの時に実施、海岸漂着ゴミを考えるワークショップ)、平成26年11月9日開催の島根セミナー(自然再生事業を通した地域の活性化について、中国地方の3事例に学ぶとして、3人の先生をお呼びして開催)、平成26年12月7日開催の岡山セミナー(ESD岡山世界会議を受けてESDを絵本から学ぼうという新しい切り口であった)、平成27年1月25日開催の鳥取セミナー(食料資源循環と廃棄物減量というテーマで実施)、平成27年1月30日開催の広島シンポジウム(広島発、広島から発信するゴミを考えようということで、海岸漂着物を考えるシンポジウムを開催)の紹介がそれぞれのチラシ、会場の写真により説明、それぞれの成果が紹介された。

③ 第4期( 平成26年度~28年度) の目標・方針
平成26年度は、「第1期~第3期の実績継承と課題解決」「環境保全活動を行っている団体の支援」「地域実行委員の選任と委員会開催」「環境保全活動推進・支援のための会議、セミナー開催」のように、地域実行委員とセミナーを通じて、EPOの認知度を高める、EPOを周知する活動だったこと、平成27年度は、「地域実行委員連携強化による会議・セミナー開催」「行政、企業、マスコミとの協働取組」「環境保全活動の企画、実践及び参画」「中間支援組織の強化策実践」のように、今までの活動を通しながら、NPO等の環境活動されている団体の中間支援を行なう事(これはEPOの使命)を強化していくこと、平成28年度は、「環境保全活動団体継続支援」「各主体とのパートナーシップ実行」「2年間の活動の課題抽出と次期計画の策定」のように、次の期に向けて発展させていこうという計画である旨が説明された。

④ 具体的な活動内容
愛されるEPOを目指して、次の活動を行なっていくことが紹介された。
1. みなさまのご要望や情報、ツールの提供強化に努めます。
・ 書籍や、DVD、パンフレット等、環境に関する旬なアイテムを充実(新しいものを探してきて、購入や貰ってくる)します。
・ ホームページでは、行事や補助金などきめ細かい情報を収集し発信します。
・ 皆様のニーズの把握に努め、環境カウンセラー等、専門家の派遣要請に積極的にお応えします。
・ 会議スペースの宣伝も兼ねて、当オフィス内での学習会やイベントをきめ細かく計画し、開催(是非皆様に使っていただくEPOになりたいということ)します。

2. ネットワークの形成に努め、横の繋がりを充実させる活動を実施します。
・ フィールドに積極的に参加、各主体との協働体制構築(人間関係、顔と顔が見える関係の構築)に努めます!
・ 当オフィスメンバーは、積極的にイベントの取材にお伺いします。
・ 皆様と一緒に活動しながら、取材した内容を随時ホームページにて発信、情報を提供し、横のつながりをつくっていきます。(攻めのEPO)
・ 皆様とフィールドでお会いすることで『この人知ってる!』『相談したい』『利用したい』もっと身近なEPOになります。

最後に、現在のEPOちゅうごくの事務所内、書籍、チラシ、DVD、会議スペース、展示等の写真が紹介され、今後とも皆様のEPOとして活動していきますとの思いが述べられた。

以上の説明を受けて質疑応答となった。

会場から、“ボランティア活動に携わっているが、ボランティア活動で一番困るのはお金の問題。お金が無いから活動するには非常に骨が折れるというのは毎年の悩みの種。NPOを取ればいろんな寄付が集まるのではないかと、会員の税理士に相談したら、NPOにしたら事務員を置かないと出来ないよ、書類作るだけで大変になるよと言われた。何か良い方法はないか。” といった質問があった。
これに対して、“お金が入ってくるということは、補助金の申請ということになると思うが、自然にお金が入ってくる仕組はありません。いろんな団体が環境活動団体に対する助成金の制度を持っているのできめ細かく見て頂くことと、申請書が大きな要素を占めるが、申請書の書き方などは支援できるので、是非EPOちゅうごくに相談に来て下さい。二つ目のNPOを立ち上げただけで莫大な事務が生じることはないが、あくまで活動の内容に応じて事務量が変わってくるのではないでしょうか。”という旨の回答がされた。

(5) 16:00-16:10
●閉会挨拶 NPO法人 ちゅうごく環境ネット 理事長 堀之内 功
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本日のシンポジウムに参加された皆様への感謝、NPO法人ちゅうごく環境ネットが環境省より委託を受け、EPOちゅうごくの第4期の約1年を大過なく運営できたことへの感謝、「ヒト・モノ・カネ」に恵まれたことへの感謝が述べられた。

ただし、カネについては、会場からの質問に出たとおり、いくら効率よく頑張っても先立つもの無しでは動かなくなっていくことも付け加えられた。

最後に、今年度から地域実行委員制度をつくり、各県に二人ずつ仲間を配置し、全国EPOのモデルともなる新規事業を開始、軌道に乗せるべく努力、邁進中であること、今後ともEPOちゅうごくの活用のお願いしたい旨の挨拶がなされた。

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