【主催事業報告】ESD学びあいフォーラム in 松江 中国環境パートナーシップオフィス(EPOちゅうごく)

【主催事業報告】ESD学びあいフォーラム in 松江

ESD学びあいフォーラムin松江
魅力ある地域をつくる私達の学びと取組
~持続可能な開発のための教育(ESD)の活用法~

持続可能な地域づくりを担う人材の育成と学校や地域の教育現場におけるESDを推進するため、特色ある取組事例から課題解決につながる学びやネットワークを創出し、山陰地方のESD推進に寄与することを目的として、松江市においてフォーラムを開催いたしましたので、ご報告いたします。

【日 時】
平成30年1月28日(日)13:30~16:30

【場 所】
国立大学法人島根大学教育学部棟教職大学院4階 カンファレンスルーム
(島根県松江市西川津町1060)

【参加者数】
参加者:38名、関係者:26名

【主 催】
環境省中国環境パートナーシップオフィス

【協 力】
中国地方ESD活動支援センター、国立大学法人島根大学、認定NPO法人自然再生センター、公益財団法人しまね自然と環境財団

【内 容】
13:30~ オープニング/進行:古川智恵美(EPOちゅうごく)
(1) 開会挨拶/牛場雅己(環境省中国四国地方環境事務所 所長)
(2)インフォメーション
・EPOちゅうごく・中国地方ESD活動支援センターの紹介
・プログラム、配布資料、会場、撮影記録等について
・講師・スタッフの紹介

13:35~オリエンテーション
葭矢 崇司 氏(公益財団法人しまね自然と環境財団 環境事業課長)
・目標、内容、心がまえ等の共有
①今日この場を楽しむために
…自分事でかかわる、よく見る、よく聞く、よく話す
②しまねの活動を知ろう!
…どの活動にかかわれそう?どの人とつながりたい?自分なら何ができそう?

13:45~ 島根県内のESDの取組発表

(1) 山の取組「ようせいの守人プロジェクト」

● 岡本 修治 氏(浜田市立雲城公民館 館長)
● 鎌原 茂幸 氏(ハッチョウトンボを守る会)
● 平野 謙二 氏(島根県立浜田高等学校自然科学部 顧問教員)
「人と自然の繋がりに気付くこと」をねらいとしてハッチョウトンボを軸に始まった取組。
28年度は企画会議を行い、観察会や講演会、視察旅行を実施。地元有志がトンボグッズやテーマソングを作成し、地域の若い力がつながった。
29年度からは、雲城小学校4年生を対象としたESD学習活動がスタート。環境ポスター作製やハッチョウトンボの歌の合唱、観察会等を通して子どもたちの関心が高まった。
「妖精の守人プロジェクト」では会員や一般の人含めて観察会と話合いを複数回実施するなど、ハッチョウトンボを守る活動を通して、地域力がアップしている。

(2) まちの取組「地域や世界にはばたく島大生」
● 国立大学法人島根大学 学生EMS委員会
● 横山龍巳・小松茜(国立大学法人島根大学 学生EMS委員会)
※ EMSとはEnvironmental(環境を)Management(管理する)System(仕組み)の略。
島根大学学長から委嘱を受け、「ビビッと島大エコ新聞」の発行、新入生基本教育、緑のカーテン、ビビッとアートコンテスト、宍道湖・中海一斉清掃参加、ペットボトル回収、松江市環境フェスティバル出展、放置自転車撤去、喫煙マナー指導等を実施している。
2017年夏に、松本先生と有志学生でパリ・ユネスコ本部を訪問。留学生との交流やユネスコ職員との情報交換を行った。視察を通して、ESDの活動は多分野に渡るため、様々な分野に関心を持ち、挑戦することの重要性を認識した。
今後、ESDとは何か、なぜESDが大切なのかを知ってもらう活動をしていきたい。

 (3) 海の取組「大好き!中海・宍道湖」
● 松江市立意東小学校5年生14名、横山 美奈 教諭
● 桑原 正樹 氏(宍道湖漁業協同組合)
● 小倉 加代子 氏(認定NPO法人自然再生センター 専務理事・事務局長)
意東小学校では毎年5年生が総合学習の一環として、中海の自然環境保護に関する取組を行っている。
年度当初に関係者(自然再生センター、漁師さん、地域の方等)が集まり、学習のねらいの共有と、1年間の活動計画や日時の調整を実施した。
内容は、地域の方に話を聞く、自然再生センターの活動と赤貝復活の話を聞く、赤貝養殖の見学、ゴズ釣り等を体験した後、中海新聞の作成、イメージソング作り、赤貝販売を通して中海の良さを「発信する」活動を行っている。
学習前は中海のイメージは「くさい、汚い」だった児童が、学習後は「中海は地域の宝物」「大切な中海を守りたい」という変化が見られた。宍道湖漁協では、シジミ漁について1日の操業時間、休漁日、採捕量を定めた操業規則を守って持続可能な漁業に取り組んでいる。

15:10~ ワークショップ「世代を超えて島根のこれからを話そう!」
① 3つのESD取組を聞いて、「自分なら何ができそう?」をA4用紙に記入(個人ワーク)
② 名札色(NPO/その他、行政、学校/学生)が違う人と3~4人グループを作り、自己紹介と(1)~(3)の各取組を聞いて出た個人ワークの意見を共有した。

15:50~ 統括講演「地球と地域の未来のために」
● 松本一郎(島根大学大学院教育学研究課 教授)
環境教育は、地球環境の保全を中心としたものから、世界規模の様々な課題の解決を見据えた包括的な在り方が求められている。
ESDからSDGsへ。より多面的な視点で人間の生産活動と自然環境との関わり方を考えることが重要になる。
5つの環境教育の目的。①認識、②知識、③態度、④技能、⑤参加
「個別環境問題」と「根本環境問題」の往還の教育が重要で、これからの環境教育は、美しいものを美しいと思い感動できる心情、不思議なものに出会った時に「なぜだろう」「すごい」といった思いを育んでいく。地球サイズの視野を持ち、地域で行動する人材を育成する。

16:20~ インフォメーション、記念撮影、アンケート
16:30~ 閉会、解散

~アンケートから~
・どの取組も子どもや若い世代が中心となって広がっていると感じた。楽しんで自分事となることで、大人になっても意識は変わらず持続すると思った。
・身近なところからESDに繋がるものがあること知った。
・様々な関係の方と意見を交換し合えESDについての理解が深まった。
・立場の異なる人と話し合えてよかった
などの意見をいただきました。

さらにワークショップでは、3つの取組事例を聞いて、「自分なら何ができそう?」という視点でアイデアや意見を全体で貼り出し、共有したことで、発表団体へのフィードバックや、次の実践に向けた参画者の発掘になり、地域・立場・世代を超えたつながり作りができました。

参加ご協力くださった皆様、ありがとうございました。

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